ホームセンターのバイトをしたいと思った場合、一番心配なのは面接ではないでしょうか。
面接をクリアできなかったらバイトはできませんよね。ホームセンターは大手のアルバイト求人サイトでたくさん募集があります。
たくさん募集があるとはいえ何度も面接を受ける…という訳にはいかないでしょう。
では、ホームセンターのバイト面接は難しいのか?と思うかもしれませんが、実際面接はそこまで厳しいものではなく、バイトが初めての学生でも採用されています。
ホームセンターの求人は「未経験歓迎」となっている求人が多いので、バイトが未経験でも採用されやすいということが分かります。しかし面接を受ける前には不安になってしまいますよね。
そこでホームセンターのバイト面接の際のマナーやおすすめの服装などまで、面接のコツをご紹介します。バイト経験があり面接も受けたことがある方も、今一度まとめておさらいしておきましょう。
ホームセンターのバイト面接のポイントとは
それでは、ホームセンターの面接のポイントから見ていきましょう。
特に覚えておきたいのは、どのバイトでも共通していることになりますが「清潔感」「挨拶などの礼儀」「返事」の3点です。
これらをしっかりすると面接官に好印象を与えることが出来ますので、是非実践してみてください。
清潔感を出す
面接で重要なポイントでもある清潔感。 ホームセンターのアルバイトはお客様と接する機会が多く、清潔感のないスタッフには安心して仕事を任すことは難しいでしょう。
清潔感というのはイケメンや美人という意味ではありません。
多くの人があなたの格好を見て「不快に思わない」ようでしたら十分です。
例えばホームセンターに行って、汚い服を着たアルバイト店員を見たらどう思いますか?おそらく気分が悪くなるでしょう。
よって、見た目が清潔でないといけません。 人の印象は見た目で決まると言われますが、その通りでお客様の立場に立って考えましょう。
きちんとした服装を心がけることが大切で、ヨレやシワ、汚れが多い服装は避けて、清潔でヨレなどがない服を着ましょう。
また男性であればひげを剃り、女性であれば長い髪を束ねることが大切です。
他にも服装や髪型などまで気を付ける必要がありますが、清潔感を出すというのは難しいことではなく、ちょっとしたことに気を付けるだけでいいので簡単に対策出来るでしょう。
挨拶などマナーも大切
ホームセンターのバイト面接では、挨拶に代表される礼儀も大切です。
面接時間に遅れてきたり、まともに挨拶もできなかったりと、一般常識に問題があっては採用も厳しくなります。挨拶といっても、小粋なトークを上手に話す必要はありません。
単に「バイトの面接に来た○○です!今日はよろしくお願いします」と丁寧に伝えるだけで大丈夫です。
合格に近づくためのワンポイントとして、店舗に入った瞬間からほかのスタッフにも見られていることを意識して、自分から挨拶をするように心がけてください。
スタッフから話しかけてもらえるのをソワソワと待ち、後から「客ではなくバイト志望者だったのか…」と判明しては、あまり好印象とはいえません。
受け答えはハキハキと話す
挨拶などと同様に、気をつけておきたいのが面接中の受け答えです。
受け答えをする際は緊張するかもしれませんが、コツとしては出来るだけポジティブに、ハキハキと話すことを意識するだけで劇的に印象が良くなります。
例えば、採用後に休日出勤をしたくない場合「採用後、休日出勤はできますか?」と聞かれた際に「無理です、すみません」と答えるのと「休日はサークルがあり基本的には難しいので、平日や長期休暇中にしっかり働きたいと思っています!」と前向きに答えるのでは、まったく印象が異なりますよね。
ハキハキと明るい内容を話していれば「接客やスタッフとのコミュニケーションもうまくやれそうだな!」と採用に繋がりやすくなります。
逆にハキハキ喋れない場合は、面接官に不安を与えてしま可能性もあるので良くありません。
これらが基本的なポイントとなり実践するだけでも全然違います。
また、その他細かいところまで面接は気を遣う方がいいので、具体的なことを以下でご紹介します。
ホームセンターの面接でおすすめの服装や身だしなみ
それでは具体的に、面接ではどのような服装や身だしなみが求められるのでしょうか?
ホームセンターは服装に関して、一般的なバイトとそれほど差はありませんが、髪の毛の色やアクセサリーについては厳しい傾向にありますので、面接の際は気を付けましょう。
身だしなみは上述の「清潔感」を与えられる格好は意識しておきたいところです。
男性の服装や身だしなみ
男性の場合、おすすめは襟付きのシャツ&キレイめのスラックスやデニムの組み合わせで、インパクトの強い色にならないようにしましょう。
夏場はポロシャツでシンプルにまとめたり、冬場はジャケットやガーディガンできちんと感を出したりするのもアリ。
足下は革靴や装飾感の薄いスニーカーで、あまり目立たせないようにコーディネートしましょう。
反対にふさわしくないのは、サンダルやダメージ加工の強い衣服&靴、柄が派手なもの全般です。
また、Tシャツ1枚に短めのパンツなど、あまりカジュアル感を出し過ぎることも避けましょう。
髪型は、極端な長髪は避け、カラーも明るさを落としておけると良いですね。
アルバイトなので就職活動の面接ほどキッチリ決める必要はありませんが、あまり奇抜に見えてしまわないように、一般的なラインは守りましょう。
女性の服装や身だしなみ
女性の場合も、男性と同様にカジュアル感の強くない服装が求められています。
もちろん多少はカジュアルな感じでも構わないのですが、こちらも襟付きのシャツやキレイめのデニム、長めのスカートなどが面接の場では安心でしょう。
靴は革靴やパンプスが基本ですが、スニーカーなどでも構いません。
但しヒールは避けておきましょう。男性よりはファッショナブルな格好も認められやすいですが、それでも極端に明るい配色であったり、異様にモコモコしていたりと「本当に働きたいのかな?」と疑われるような服装はNGです。
また、露出の多い格好も面接では「常識がないのかもしれない」と敬遠されます。
髪型については、著しく明るいカラーなどでなければ大丈夫です。
念のため、前髪が完全に目へかかるほど長かったり、肩に髪が大量に乗りもっさりした印象になったりしてしまう時には、結んでおきましょう。
ピアスなどアクセサリーは外す
なお、男女問わずピアスやネックレスなどのアクセサリー類は外しておいた方が無難です。
ホームセンターでは制服を着る関係で、仕事中のアクセサリー類は禁止されている可能性が高く、また禁止されていない場合でも商品に傷が付きトラブルになってしまうかもしれません。
ホームセンターのバイト面接では「面接中にアクセサリー類を着けていてネガティブに見られること」はあっても「着けていなくてネガティブに見られること」はありません。
意中のお店で働きたいのであれば、なるべく外しておいてくださいね。
ホームセンターのバイト面接でよく聞かれる質問
次に、面接でよくある質問をご紹介します。当日に慌ててしまわないように、どのように応えるのか事前に決めておきましょう。
ですがどれもそこまで難しい回答などを伝える必要はないので、思ったことをストレートに伝えるといいでしょう。
志望動機
まず間違いなく聞かれる質問として志望動機があります。
挨拶が終わった後「では今回の志望動機ですが…」と最初の質問として聞かれることが多々あります。上述の通り、バイトの面接では動機自体は大げさなものは求められません。
履歴書を見ながら質問されますので、自分の書いた内容を口でも説明するだけでOKです。
ご紹介した例文を参考に、自分用の回答を作ってみてください。例えば、家や学校から近いという志望動機を履歴書に書いて面接官より「学校から直接通うのですか?」と訊かれた場合。
返事としては簡単で結構ですので「はい、学校から近いので学校が終わると直接通うつもりです」などストレートに伝えるといいでしょう。
丁寧に伝えるというのを意識しすぎて変な回答にならないようにしましょう。
希望シフト・休日勤務
週に何時間働けて、休日(土日祝)はどのくらい出勤できるのかなど、希望シフトや休日勤務の可否についても質問されます。
もちろん、たくさん働けるほど採用されやすくはなりますが、あまり無理をしてしまうのも問題です。
自分がどのくらい働きたいのかをあらかじめ考えておき、「月・水・金・土を中心に、1日4時間くらいの勤務を希望します」といったように明確に伝えましょう。
また、採用されやすくする為に嘘をつくのはNGです。
通勤手段
ホームセンターまでどうやって来るのか、通勤手段も聞かれます。
意外と大手のホームセンターは交通費が支給される企業もあり、通勤手当のある場合は1ヶ月当たりの上限金額など、負担してくれる割合についても相談されるでしょう。
また通勤まで時間や交通費がかからない方が「長期間アルバイトを続けてくれるかも」とみなされやすくなり好印象です。
できるだけ、家や学校から近場のホームセンターに応募することをおすすめします。
仕事の開始時期
「採用された場合、いつから働けますか?」という、バイト開始時期についての質問も一般的です。
早ければ早いほど好印象ですが、嘘をつくのはよくありません。面接前に、あらかじめいつからであれば自分が無理なく働けるのか、明らかにしておきましょう。
こちらも「多分1週間後くらいですかね…」というような曖昧な回答ではなく「連絡をいただいてから、1週間後には準備できます」と明確かつポジティブに伝えるのが合格の秘訣です。
勤務期間
長期的な勤務が可能なのかどうか、勤務期間についても質問されがちです。
例えば、「現在は高校3年生で新生活が始まる4月まで働きたい」「大学1年生で就職までの4年間働きたい」「長期休暇の短期バイトとして希望している」など、人により希望の勤務期間は異なります。
こちらも長ければ長いほど採用されやすくなりますが、無理をする必要はありません。
採用後、バイトをしてから学力が低下し、バイトを辞めなくてはいけない仕方ないことだってあるので、大体で結構ですので伝えるといいでしょう。
立ち仕事や力仕事について
ホームセンターは勤務中には座れない、いわゆる立ち仕事です。「立ち仕事ですが大丈夫ですか?」と質問されることも多々あります。
こちらも「いつも通学で数十分歩いており、大丈夫です!」といったように、前向きに問題ないと伝えましょう。
また力仕事ですが女性など厳しいようでしたら素直に伝えるといいでしょう。
場合によってはレジ担当などにしてもらえるかもしれません。
男性は力仕事を任される場合が多いので、力仕事も可能ですと言った方がいいですが、体力的に厳しいならばきちんと「力仕事は苦手です」と伝えた方がいいですね。
採用後に力仕事ができると言っていたが、全くできない…となるよりかは面接の時に不採用になった方がいいでしょう。
ホームセンターのバイトはレジ担当など力仕事じゃないバイトも多くあるので、力仕事が無理な場合は違うホームセンターのバイトを探す方がおすすめです。
バイトの経験
過去のバイト経験があるかどうかも尋ねられます。ホームセンターに近い業種のバイト経験があれば、即戦力として歓迎されるでしょう。
しかし実際は未経験でも可能なホームセンターが多いこと、また多くのホームセンターは人手不足で、バイトデビューの方も積極的に採用しています。
未経験だからといって、諦める必要はまったくありません。面接で訊かれた場合は「未経験ですが一生懸命頑張ります」という感じで伝えておくと無難です。
また仕事内容は難しい仕事など少なく、誰でも簡単に出来るので意外とおすすめです。
ホームセンターの履歴書の志望動機は何を書く?
ホームセンターに限らず、バイトの面接でほぼ必ず求められるのが「志望動機」です。
履歴書の志望動機欄に何を書けば良いのか、毎回迷ってしまう方も多いかと思います。
ホームセンターの志望動機は、それほど仰々しい志望動機は必要ありません。
バイトの志望動機を重視している企業は少ないでしょう。書き方さえ気をつければ「家から近いから」「なんとなくホームセンターの仕事に興味があるから」といった理由でもOKです。
今回は4つの例文をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
パターン1.家や学校から近い
パターン2.仕事に興味がある
パターン3.長時間シフトへ入り、まとまったお金を稼げる仕事を探している
パターン4.人と接するのが好き
このような感じで、そこまで硬くならなくてもいいので、自分自身で考えて書いてみてもいいと思いますが、適当にアレンジして書いてもいいでしょう。
また記入しないのは止めておいた方がいいです。どんな理由でもいいので書いておくことがコツとなります。
また履歴書に記入した志望動機の答えを事前に考えておきましょう。
なぜ考える必要があるのかというのは以下で解説しますが、志望動機についての質問があると思いますのでスムーズに回答する為に、あらかじめ考えておくと楽に回答することが出来るからです。
面接前にお店に行き雰囲気を確認!
具体的な面接のお話を進める前に、もし、自分が働きたいホームセンターにまだ客として行ったことがないのなら、一度訪れておけると安心です。
お店やスタッフの雰囲気は、求人広告からだけではわかりません。実際に店舗を訪れ、スタッフがどのような雰囲気で働いているのか。
客層はどうかと目で見てチェックしておくことで、自分に合わないバイトをはじめてしまうリスクを減らせます。
「こういうスタッフが求められているのかな?」と、おおまかにでも面接突破のヒントが浮かぶこともあるでしょう。
また、面接中に「お店に来たことはありますか?」と聞かれた際にも、安心して答えられます。
何も買い物をせず店内を見て回るだけでも、ぜひ試してみてくださいね。
ホームセンターのバイト面接まとめ
まとめると、ホームセンターのバイトの面接に受かるコツは、「以下のポイントを事前に押さえておき、当日に落ち着いて受け答えをすること」です。
- 清潔感のある格好で面接に臨む
- あらかじめ質問されやすい内容への回答を準備する
- 挨拶や返事など、基本的なマナーをしっかりと守る
十分に対策をした状態で臨めば、当日に余裕を持って堂々と受け答えしやすくなります。
結果、「頼りになりそうだな!」と好印象を抱いてもらい、採用されやすくなるでしょう。
また、万が一受からなかった場合にも、ポイントを意識できていたのであれば落ち込む必要はありません。
バイト面接では、自分に問題がなくても、ほかの応募者に「シフトの合う人」や「バイト経験の多い即戦力」がいたために落とされるケースもよくあります。
ついついガッカリしてしまいがちではありますが、タイミングが悪かったと割り切り、次のお店を探してみてくださいね。