バイトと聞くとひと昔前までは、学生がする仕事というイメージを強くもっている人もいるでしょう。
しかし今では年齢問わず、中には副業としてバイトをしている人までいます。
しかし、バイトは一部の学校や会社では「禁止」となっている場合があります。
そんな時、バイトがバレない方法があったら、と思ってしまいますよね。
今回は、バイトがバレない方法はあるのか、そしてバイトがバレる理由についてまで詳しく解説します。
バイトをバレない方法は存在するのか?
バイトや副業をしていることを周囲に知られたくない人は少なくありません。
しかし、現実には「バイトを絶対にバレない方法」は基本的に存在しません。
どのようなバイトでも、何らかの形でバレる可能性は常にあります。
たとえば、職場の人が意外な場所で目撃される、知り合いとのつながりから情報が漏れるなど、予期せぬ状況が生じることがあります。
また、経済的な変化や行動パターンの変更も、周囲の人々が何かを察知するきっかけになり得ます。
このため、副業やバイトをする際は、バレるリスクを最小限に抑える努力はできても、完全に隠し通すことは非常に難しいと言えるでしょう。
大切なのは、もしバレた場合の対応をあらかじめ考えておくことです。
バイトがバレる主な原因とは一体?
高校生がバレる原因
バレやすいバイトをする為
バイトによっては「バレやすいバイト」というのがあります。
例えば学生がアルバイトを選ぶ際、接客業は人気のある選択肢の一つです、
ですが、接客業は学校にバレやすい、バイトの代表例とも言えます。
特に、学校の近くのカフェやレストラン、ファーストフード店などでのバイトは、教職員や他の生徒に目撃されるリスクが高まります。
また、接客業は顔を出して働くことが多いため、知人や友人に見られる確率も高くなります。
そのため、学校に知られたくない場合は、接客業のバイト先の選び方に注意が必要です。
他にも、飲食の接客ではなく、受付や案内業務も、学校にバレやすいバイトの一つです。
イベント会場や展示会、カラオケ店、ショッピングモールなどの受付業務は、多くの人が訪れる場所での仕事となります。
その結果、知人や学校の関係者と出くわす可能性が高くなります。
特に、学校の行事やイベントが近くの施設で行われる場合、その施設の受付で働いていると、学校の関係者に目撃されるリスクが増えます。
このような公共の場でのバイトは、学校に知られるリスクが高いため、選ぶ際には慎重に検討することが必要です。
噂が広がった
学校やクラス内での情報伝達は早いもの。
友人やクラスメートにバイトのことを話した場合、その情報が他の生徒や先生に伝わることも少なくありません。
特に、学生同士の会話は意外と耳に入るもので、バイトの話題が出た場合、それが噂として広がることも。
また、SNSなどのオンライン上での情報共有も、バイトの情報が拡散する要因となります。
他にも、クラスは同じではないが、他のクラスの生徒に見つかった場合、すぐに噂話で広がるというケースも多いです。
あの子「〇〇店でバイトしているみたいだね」という噂話を聞いたことがありませんか?
それほど、噂話というのは広がるのが早く、一度情報が拡散されるとそれを取り消すのは難しく、学校の先生や関係者の耳に入る可能性も高まります。
成績の低下
バイトは社会経験を積む上で非常に有益なものですが、学業との両立が難しい場合があります。
特に、アルバイトの時間が増えると、学業に割ける時間が減少し、その結果、成績が低下することが考えられます。
高校生になって、バイトを始めたら欲が出てきて「もっと稼ぎたい」という気持ちになることは珍しくありません。
成績の低下は、先生や学校の関係者の目に留まることが多く、その原因としてバイトをしていることが疑われることがあります。
また、テスト前や大切な授業の日にアルバイトを優先することで、学業の遅れが生じることも。
このような状況が続くと、学校側からアルバイトをしていることを問いただされる可能性が高まります。
ちなみに、成績の低下が続くと親に「バイトを辞めろ」と言われることが多くなるので、勉強も頑張らないとダメということになります。
副業をしている方がバレる原因
住民税の支払金額が多くなる
副業がバレる主な原因の一つに、住民税の支払金額の変化があります。
副業から得た収入がある場合、その収入に応じて住民税の金額が増加します。
通常、本業の給料から住民税が源泉徴収される際、副業の収入は含まれていない場合があります。
しかし、副業に一定の収入があると、翌年の住民税が増額します。
この税金の増額が、副業をしていることを示唆するシグナルとなり得ます。
特に、家族と同居している場合や、税金の通知が家に送られてくる場合、副業をしていることが家族に知られる可能性があります。
また、会社勤めをしている方は、基本的に特別徴収ですので、自治体からの報告によってバレてしまう可能性があります。
副業をしている事実を隠したい場合は、住民税に注意し、必要であれば専門家のアドバイスを求めることが賢明です。
年末調整の「給与所得者の基礎控除申告書」
年末調整の際に提出する「給与所得者の基礎控除申告書」は、副業がバレるきっかけとなりやすい書類の一つです。
この申告書では、本業だけでなく副業からの収入も全て申告する必要があります。
給与所得の欄には、副業も含めた全ての金額を正確に記載しなければなりません。
また所得の分類は給与所得でなかったとしても、給与所得以外の所得の合計額という部分に記入する必要があります。
もし副業の収入を申告しなかった場合、税務署から追徴税の対象となる可能性があります。
よって、この申告を通じて勤務先に副業をしていることが明らかになることもあります。
バレない為にどんなバイトをするのが良い?
基本的に、副業の方は個人事業主として収入を得るとバレにくくなります。
給与所得ではなく、事業所得や雑所得で収入を得るということです。
給与所得以外のバイトをすれば、住民税を普通徴収にすることが出来る為です。
また高校生の場合は、出来るだけ顔バレしないようなバイトがお勧めとなります。
では、どんなバイトがあるのか、以下にお勧めとなるバイトを紹介してみます。
給料手渡しのバイト
手渡しで給料を受け取るバイトは、副業がバレにくいと言われることがあります。
その主な理由は、給料の支払いが銀行口座を通じずに行われるため、金融機関の記録に残りにくい点にあります。
さらに、手渡しであれば給与の支払い情報が直接勤務先の給与管理システムに記録されることもなく、税金の計算や申告時に副業の収入が見過ごされる可能性が高くなります。
そして、給与所得ではなく事業所得や雑所得になる場合が多い、というのも特徴でしょう。
しかし、この方法にはリスクも伴います。例えば、正式な契約がない場合、労働条件が不利になる可能性や、トラブルが発生した際の保護が受けにくい点などが挙げられます。
また、年間20万円を超える収入がある場合には、確定申告が必要になり、その際に収入が明らかになる可能性があります。
バイトを選ぶ際には、バレにくさだけでなく、その他のリスクも考慮することが重要です。
在宅ワーク
在宅ワークは、自宅で行う仕事のことを指します。
今ではデータ入力、ライティング、デザイン、プログラミングなど、多岐にわたる業務が在宅で可能となっています。
在宅ワークのバイトで最大の特徴は、外出する必要がないため、学校の関係者や知人に目撃されるリスクが極めて低いことです。
自分で友人などに喋らない限り、外部に漏れることは少ない為、バレる可能性は低くなるでしょう。
さらに、収入は事業所得か雑所得に分類されるので、副業としてもバレにくいのです。
また、自分のペースで仕事を進められるため、学業や本業との両立もしやすくなります。
ただし、在宅ワークをする際は、自分のスキルや経験がないと出来ませんので、まずスキルを磨くことが重要でしょう。
単発バイト
単発バイトとは、一度きりの短期間で終わる仕事のことを指します。
例えば、イベントの設営や撤去、交通量調査のバイトなどが該当します。
単発バイトの特徴は、短期間で終わるため、学校の関係者や知人と出会うリスクが低いことです。
また、場所や時間が固定されていないため、自分の都合に合わせて選ぶことができます。
さらに、単発バイトは多くの場合、特定のスキルや経験が不要なため、初めてのバイトにも適しています。
工場
工場系のバイトは、製造ラインや梱包作業など、工場内での作業を中心とした仕事です。
工場は都市部から離れた場所に位置することが多く、さらに接客業のように不特定多数の方に顔を見られることもありません。
その為、学校の関係者や知人と出会うリスクが低くなり、バイトの中でもバレないバイトとして人気が高いです。
工場内は閉鎖的な環境であるため、外部からの目が入りにくいという特徴なので、大きなメリットでしょう。
但し、滅多にありませんが勤務場所にある駐輪場などで待機していると、たまたま車で通りがかった先生にバレる、ということはあります。
また、工場系のバイトはシフト制であることが多く、自分の都合に合わせて働くことができます。
しかし、基本的に給与所得となるので、副業としては不向きかもしれません。
デリバリー配達員
最近流行となっている、ウーバーイーツなどのデリバリー配達員はおすすめのバイトです。
デリバリー配達員は、基本的に収入が事業所得や雑所得として扱われ、収入が直接あなたの銀行口座に入金されます。
職場や学校、家族など、特定の集団と離れた独立した環境で働くことが多く、仕事中に知人に遭遇するリスクも比較的低いです。
さらに、勤務時間や勤務地が柔軟に選べるため、自分のライフスタイルや他のスケジュールに合わせやすく、副業としての働きやすさも魅力の一つです。
ただし、デリバリー配達員として働く場合は、適切な確定申告を行うことが重要であることを忘れずに。
適切な手続きを踏むことで、税務上の問題を避けつつ、バイトをバレにくくすることが可能です。
バイトがバレたらどんな処分となる?
では、高校や副業が禁止となっている会社にバイトがバレてしまうと、どのような処分が待っているのでしょうか?
停学処分
バイトが学校にバレた場合の対応は、学校や学年、学部によって異なります。
一部の学校では、アルバイトを禁止している場合があり、そのルールを破った場合、停学処分となることも考えられます。
しかし、バイトをすること自体は認めているものの、学業に支障をきたす場合は、注意や指導を受けることが一般的です。
停学処分となるケースは少ないものの、学校のルールや方針を十分に理解し、適切な判断を下すことが大切です。
また、一番思い退学処分になったらどうしよう?と考えている方もいるはずです。
しかし学校にバイトがバレたからといって、その結果、退学処分となることはまれです。
退学処分になるということは、余程ひどい事をしないとならないので、普通なることはまずないでしょう。
バイトを辞めるケースもある
学生がアルバイトをしていることが学校にバレた場合、その対応は様々です。
中には、学校や親からの圧力でアルバイトを辞めざるを得なくなるケースも存在します。
特に、学業との両立が難しくなったり、学校のルールでアルバイトが禁止されている場合、バイトを続けることが困難になることがあります。
懲戒処分を受ける場合がある
副業が会社にバレた場合、懲戒処分を受ける可能性があります。
懲戒処分とは、従業員が会社のルールや規定を破った時に、会社がとることができる正式な処分のことを指します。
副業が禁止されている企業で副業が発覚した場合、その行為が会社の規定に反しているとみなされ、警告から始まり、最も重い処分として解雇に至ることもあります。
ただし、実際の処分は会社の規定や副業の内容、影響などによって異なります。
会社にバレないよう副業をすることはリスクを伴いますが、もし副業を考えているなら、まずは自分が働いている企業の規定をしっかりと確認し、必要であれば上司や人事部に相談することが重要です。
このような対策を取ることで、問題を未然に防ぐことができます。
バレた時の事を考えて事前に対策をする
バイトしていることをバレにくくするためには、万が一バレた時のことを考え、事前に対策を講じておくことが大切です。
これは、副業やバイトがバレることによるリスクを最小限に抑えるための戦略的なアプローチです。
バイト許可の申請をする
バイトをする際、学校にバレないようにと考える学生は多いです。
しかし、もしバイトが学校にバレた場合、どのような対応をすれば良いのでしょうか。
実は、最初から学校に許可を取っておくことが、最も賢明な選択と言えます。
学校によっては、バイトをする際には事前に許可を取ることが求められています。
このような場合、無許可でバイトをしてしまうと、学校のルール違反となり、様々なペナルティが科せられる可能性があります。
詳細:バイトは学校の許可証がないと出来ない?連絡が入る可能性は?
もしバレてしまった場合は、特定の授業の受講制限などが考えられます。
また、会社勤めの方ももしバイトの許可を取れるようなば、取っておくといいでしょう。
万が一バイトがバレた場合でも、会社のルールや規定を遵守しているという正当性を保持することができます。
許可を取る際は、バイトが本業に影響を与えないこと、または会社の競合とならない業種であることを明確に伝えることが重要です。
また、バイトのスケジュールが本業の勤務時間や責任に干渉しないように調整する必要があります。
会社に許可を得ることで、心理的な負担を減らし、安心してバイトを続けることが可能になります。
住民税を普通徴収に切り替えるのは?
副業をしていることをバレにくくする一つの方法は、住民税の徴収方法を普通徴収に切り替えることです。
普通徴収は、住民税を自分で市区町村へ直接納付する方式で、これにより本業の勤務先を通じて住民税が徴収される特別徴収とは異なり、副業の収入が本業の勤務先に知られることがありません。
この方法を選択するには、勤務先や自治体に対して住民税の徴収方法を変更したい旨を伝え、承諾を得る必要があります。
しかし、通常は様々な制限がある為、この変更が許可されるのは厳しいでしょう。
副業をバレにくくするための方法として検討は可能ですが、その前提条件や管理責任を十分理解した上で選択することが重要です。
バイトがバレない方法はある?まとめ
バイトがバレない方法というのは普通はありません。些細なことがきっかけでバレる可能性は少なからずあります。
しかし、極力バレにくくする方法は確かに存在します。バレやすいバイトを避け、バレにくいバイトをすることである程度の対策ができるでしょう。
そして、デリバリー配達員のような、事業所得や雑所得に該当し、個人で確定申告を行うタイプのバイトを選ぶと良いでしょう。
また、バイトがバレた時の対応策を事前に考えておく、必要なら会社に許可を取る、といった透明性のある対応も効果的です。
最も重要なのは、バイトと本業のバランスを適切に保ち、どちらにも悪影響が出ないように管理することです。
これらを実践することで、副業を円滑に、そしてバレにくくすることができます。