バイトに限らず、現在では給料は銀行口座に振り込まれるのがほぼ当たり前になっています。
しかし、そうは言うものの、バイトを初めてする方や、まだ高校に入学したばかりの方は、銀行口座がないという人もいるでしょう。
そこで、銀行口座を作ることになるのですが、特に急いでいる場合は、どこで作るといいのでしょうか?
ここでは、バイト用の銀行口座がない場合の対処法から、口座の開設方法までご紹介します。
バイト用の銀行口座がない時に急ぎで作りたい場合
実際、銀行口座を作る場合はもちろん申し込みが必要です。
銀行口座といえば様々な種類がありますが、基本的に給料の受け取りには「普通口座」を開設する流れとなります。
この普通口座は、年齢関係なしに作ることができ、さらに高校生の年齢だと親の許可なども必要ない場合が多く、ご自身で申し込むことが可能です。
即日発行なら店頭で申し込む
お住いの近くにある銀行や郵便局で申し込むと、基本的に即日発行が可能です。
グーグルなどで「近くの銀行」と検索すれば、すぐにいろんな銀行が表示されるので、ご自身で決めるといいでしょう。
大体ですが、約20分ぐらいで作ることができます。
口座開設が済むと、通帳を貰える場合がほとんどですが、キャッシュカードは後日郵送、となっているケースが多いです。
キャッシュカードの到着は、約2週間ぐらいかかる場合が多くなっています。
また、バイト先から指定された銀行があれば、その銀行で口座開設をしないといけないので、気を付けましょう。
銀行では、営業時間内に窓口へ書類を提出する方法で行います。
必要書類や持ち物
- 顔写真付きの書類は1点(運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、パスポート)
- 顔写真のない書類は2点必要(健康保険証、国民年金手帳)+(住民票の写し、公共料金の領収書、印鑑登録証明書など)
- 印鑑
必要書類としては、申込の形態や各銀行によっても多少異なりますが、どこの銀行でも必要なものは本人確認書類です。
まだ銀行口座を持っていない方は、顔写真付きの書類などを用意できないことも多いでしょう。
そこで、おすすめとしては「健康保険証と住民票の写し」を持参して口座開設するのが一番いいかもしれません。
また、必要書類については念のため、口座開設したい銀行のホームページで確認しましょう。
ちなみに、一般的には学生証は身分証明書として使えませんので、注意してください。
アプリで口座開設も可能
バイトなどで新たに銀行口座を開設する必要が生じた際に、店舗に足を運ぶことなく、スマホ使って手続きが出来るアプリが登場しています。
大手の銀行が導入していますが、これは時間や場所を選ばず、非常に便利な方法と言えるでしょう。
しかし、この手段を利用する際にはいくつかの注意点があります。
最も重要なポイントは、身分証明書に顔写真付きの書類が必要ということです。
これには、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどが含まれます。
よって、顔写真付きの身分証明書がない、と言う場合は申込が出来ないことが多いのがデメリットでしょう。
また、アプリでは即日口座開設できない場合もあるので、今日欲しいという時は店頭に行って申し込む方がベストでしょう。
但し、顔写真付きの身分証明書を持っている人は、アプリ上で撮影して送信するだけで良いので、簡単な手続きで申し込みをすることが可能です。
ネット銀行もおすすめ
ネット銀行は便利なので、口座を持っていると便利に使えることが多いです。
口座開設も簡単で、アプリやwebサイトから申し込んでそれで終わりです。
本人確認書類の提出についても、コピー郵送の方法はもちろん、写真を撮ってアップする方法など、どれも簡単だと言えます。
ネット銀行も即日口座開設が出来る所も最近では増えてきていますので、興味があれば作っておくといいでしょう。
但し、作り方は簡単でもバイト先から「通帳のコピーを持って来て」と言われることもあるので、面倒なことが嫌な方はお近くの銀行などで作っておくのがいいでしょう。
ちなみに、バイト先から通帳のコピーを要求される理由としては、口座番号などを知らないとバイト先が給料を振り込めないので、伝える必要があるのです。
詳細:バイトで通帳のコピーを持ってきて!と言われてもどの部分?無い場合は?
銀行口座がなかったらバイトは出来ないのか?
銀行口座がなかったらバイトはできない?と言うことですが、これは必ずしもそうは言い切れないのです。
基本、銀行口座は給料を受け取る時に使うので、口座開設に時間がかかってしまうような場合、翌月払いなどにしてもらうことも出来るバイト先もあります。
ですので、バイト先には「現在銀行口座を作っているのですが、時間がかかります」と一言伝えるといいでしょう。
また、銀行口座を作る気がない方は、バイトが出来ないのか?というと給料が手渡しのバイトは、銀行口座がなくてもバイト出来るでしょう。
意外と給料手渡しのバイトはあり、個人経営の飲食店、日給の派遣バイトなどに多く見られます。
そのため、どうしても銀行口座を作りたくない、事情があって作れない場合は、給料が手渡しのバイトを探してみるのがよいかもしれません。
ちなみに、自分の口座を作るのが嫌だからと言って、家族や友人の口座をバイト先に教える行為は違法なのでNGです。
労働基準法で、給料は直接本人へ渡すこととなっています。面倒でも必ず自分の口座を作りましょう。
手っ取り早いのは、全国どこでも募集している派遣バイトです。
銀行口座がない場合は面接で不利?
給料が振り込みのバイトの場合、銀行口座がない場合は面接で落とされやすいのでしょうか?
これは、ほぼないと考えてよいです。確かに銀行口座がないと給料受け取りの際に困ります。
しかし、採用後に時間がかかってもいいので、待ってくれる場合がほとんどです。
仮に面接時に口座のことを聞かれても、それで面接の合否に影響はないと言えます。
そのため、面接時に口座がないことは、そこまで気にする必要はないでしょう。
親に作ってもらうことは可能?
結論から言うと、親が子どものために銀行口座を開設することは可能です。
ただし、その際にはいくつかの手続きや条件が必要となります。
本人確認書類の提出は2人分の書類(口座を作りたい方の身分証明書、親の身分証明書)の提出を求められることが多いです。
また、顔写真がない場合は、上述の通り住民票などの写しが必要となるので注意が必要です。
未成年者が自分で口座を開設する場合と比べて、親が代行して口座を開設するメリットとしては、手続きの際のサポートが直接受けられる点が挙げられます。
特に、初めての口座開設で不安を感じている場合や、必要な書類の準備が複雑な場合には、親の助けを借りることでスムーズに手続きを進めることができます。
銀行口座を作ってから面接を受ける方が良い?
銀行口座ですが、先に作っておく方も多いですが、基本いつ作ればよいのでしょうか?
これは、面接を受ける前かバイト先が決まってからかどちらがよいかと言われたら、受かってからの方が良い場合もあります。
銀行が指定される場合
と言うのも、バイト先によっては、給料を振り込むための銀行を指定されることも結構あるからです。
たとえば、地方の中小企業ならば付き合いのある地方銀行、全国的に有名なチェーン店ならばメガバンクなど、ということが結構あります。
そのため、口座を作ったことが無駄にならないように、バイトが決まってから銀行口座を作る方が無難でしょう。
別に事前に作っておいても良い
上記でバイトに受かってからの方が良い、と書きましたが銀行口座は何だかんだ言っても、やはり作っておいた方がよいです。
将来、年金を受け取る際や資産運用をするときなど、どちらにせよ必要になります。
また、そこまで行かなくても、日常生活において、クレジットカード作成、光熱費の引き落とし、国からの給付金を受け取る際などに必要なのです。
よって、早いうちから口座を持っておくことをおすすめします。
バイト用の銀行口座がない!まとめ
バイト用の銀行口座を持っていない状況で、すぐに作りたいと思っているのであれば、お近くの銀行や郵便局に行って口座開設するといいでしょう。
ほとんどの場合で即日、約20分程度で口座開設することができ、さらにその場で通帳も渡されるので、困ったときは近くの銀行の店頭で申し込みをしましょう。
また、銀行口座を作ること自体はハードルは高くないので、バイトを始めてから作っても問題ないでしょう。
そのため、そこまで深刻に考える必要はないと言えます。
ただ、バイト先から作る銀行口座を指定されたり、口座開設に時間がかかったりと、多少手間になる可能性もあるので、その辺は多少注意かもしれません。