バイト面接用の履歴書で、特に悩みがちな項目が履歴書にある自己PRの書き方です。
何を書けば良いのか、そもそも何のために聞かれるのか?と戸惑う方も多いでしょう。
さらにバイトが未経験、所謂初バイトだったら余計に自己PRで悩んでしまいます。
しかしバイトが未経験だからいって、自己PRでアピールできることがないわけではありません。
そこで記事では、履歴書に自己PR欄がある理由と何を書けば良いのか、自己PRを見つけるコツから例文までチェックしていきましょう。
バイトの履歴書に自己PR欄がある理由は?
早速ですが、バイトの履歴書に自己PR欄があるのは、ずばり「あなたがどんな人か知りたいから」です。
履歴書にはほかにも学歴や資格の欄がありますが、これらの項目からは人柄まではわかりません。
「有名な進学校を出ているから、真面目な子なのかな?」
「難しい英検の資格を持っているから、努力家なのかも?」
なんてイメージはできるものの、それはあくまでも想像の域を出ないものです。
自己PR欄には「私はこういう人で、だからバイトに採用すると役立ちます!」とアピールする内容が求められています。
ポイントさえ押さえれば誰でも上手に書けますので、順番に見ていきましょう。
バイトが未経験で履歴書の自己PRを書く時のネタ
一度もバイトの経験をしたことが無い方は、学校生活や日常生活で身につけたスキルや性格の長所、成長意欲などを前面に出すといいでしょう。
ここでは未経験でも魅力的な自己PRを作成するポイントと、具体的な例文を紹介します。
学業での成果や活動について書く
学業における成果や、クラブ活動、ボランティア、学生団体での活動など、積極的に参加した経験を紹介しましょう。
リーダーシップを発揮した経験や、チームで目標を達成したエピソードなど、コミュニケーション能力や協調性を示す内容が良いです
学業での成果の例文
私は、みんなの意見を一つにまとめる役割をしました。
その時、みんなと力を合わせて目標を達成できたことがすごく嬉しかったです。
この経験を通して、人と協力して何かをすることの重要性を学びました。
バイトでも、みんなと力を合わせて働く自信があります。
趣味などについて書く
家庭内での役割、趣味や特技を通じて身につけたスキルも強みになります。
例えば、料理が得意であれば、細かい作業への集中力や計画性を、スポーツをしていれば、健康管理や忍耐力をアピールできます。
趣味を使った例文
しかし、上手くコミュニケーションを取れないとミスが多くなってしまったりします。
このような経験から、普段よりコミュニケーションを取る大切さを学んできました。
成長意欲を強調する
未経験であることを前提に、新しいことへの挑戦意欲や学びたいという強い意志を示すことが大切です。
どのようにしてスキルアップを図り、職場に貢献したいかを具体的に書くと良いでしょう。
成長意欲についての例文
学校で初めての発表会に挑戦した時、準備を頑張って、うまく発表できたときはとても嬉しかったです。
バイトでも、新しいことに挑戦する勇気があります。
いろいろなことを学んで、お店の役に立ちたいと思っています。
その他の例文
他にも、まだまだ色々と考えるとたくさん思い浮かんでくると思いますので、一例として以下に書いてみました。
遅刻がないことをアピール
採用いただけた場合、仕事として責任感を持ち、一生懸命に働きます。
努力家ということを紹介する
最近では、漢検の○級を取得しました。
バイトにおいても、しっかりと仕事を覚え、お店に貢献できるように頑張ります。
謙虚な人をアピール
ほかのスタッフの方に負けないよう、明るく丁寧に、お客さんの喜ぶ接客を行います。
これらの例文は、バイトが未経験でも、学校生活や日常の中で培ってきた経験やスキルをアピールする方法を示しています。
自分の強みや、成長したいという気持ちを伝えることが大切です。
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履歴書の自己PR欄を書くのが難しいと思う場合
何度チャレンジしても、なかなか上手に書けないのが履歴書の自己PR欄でしょう。
そこで、以下のような事を織り交ぜながら書くと意外とスムーズに書けるかもしれませんので、覚えておくといいでしょう。
結論から話を始める
もっとも大切なのは、結論から話をスタートすることです。
このアプローチを取ることで、読み手の注意を引き、自分の強みや魅力を直接的に伝えることができます。
つまり、自分の最も強い点や、応募先のバイトで活かせる特技を最初に述べるのです。
例えば
そこでは店長や同僚に可愛がられていました。
接客を一生懸命に頑張り、土日も出勤していたので、ここでも上手に働けると思います。
などと、結論が遠いと何が言いたいのか伝わりにくくなります。
そこで
土日も含めてたくさんシフトに入り、頑張りたいと思っています。
といったように、最初に一番アピールしたいことを書きましょう。
具体的な話をする
自己PR欄では、話の内容を具体的にすることも重要です。
「よくリーダーをやっていたので、リーダーシップがあります」といったような具体性のない内容では詳細も伝わりません。
「高校時代、野球部で部長を務めていました。そのときの経験から、仲間をまとめるリーダーシップと厳しい練習に耐える根性に自信があります」などと、具体的な内容を伝えましょう。
簡潔に内容をまとめる
就職活動と異なり、バイトの履歴書の自己PR欄ではあまり長文は求められていません。
だらだらと長い文章を書くのではなく、要点をまとめて簡潔に書くのがコツでもあります。
気合いを入れて長く書くと、ついつい何が言いたいのかわからない文章になってしまいがちです。
「過去のこういう理由でこれが得意。ここでの仕事にもこう活かせる」と2つの内容がストレートに伝わるように意識してみてください。
例文を参考にして自分で書き直す
様々なサイトで自己PRの例文を参考にすることは、自分だけのPR文を作り上げるうえで非常に有効です。
しかし、そのままコピーするのではなく、自分の経験や性格、スキルに合わせてカスタマイズしましょう。
元の例文
学校のプレゼンテーションではいつもリード役を担い、情報をわかりやすく伝える力を磨いてきました。
自分なりに変化を加えた例文
チームでの活動を通じ、明るく元気な対応ができる自信があります。
このように、具体的な例を挙げつつ、それを自分の言葉で表現することで、自己PRはよりパーソナライズされ印象的になります。
また、自分の経験や特技が応募先の仕事にどのように役立つかを、具体的に繋げて書くことが大切です。
結論から話を始め、例文を参考にしながらも自分のオリジナリティを加える。
この二つのポイントを押さえることで、あなたの自己PRはより魅力的なものになるでしょう。
評価の高い自己PRを探す為のポイント
最後に、評価の高い自己PRを自分の中から見つけるポイントをご紹介します。
意外と、何でも良いので一度自分自身を振り返ってみて、考えてみるのがポイントです。
自分の長所を探してみる
バイト未経験がない方がまず行うべきは、自分の長所を見つめることです。
もちろん長所といっても、深く考える必要はなく、適当にまずは考えてみるといいでしょう。
例えば、真面目で素行が良い、提出物を必ず期限内に出す、優しく穏やかな性格である、ストレスに対して強い、といったように自分ならではの強みがあるはずです。
他にも、人付き合いが良いのなら、コミュニケーションを取るのが得意など、長所になるでしょう。
また、起床時間が早いので早朝勤務もできる、反対に夜型で深夜にも働けるといったように、自分では当たり前の内容も長所になり得ます。
もし良い面が何も見つからないであれば、そのこと自体が「自分に厳しい人」という長所になります。
家族構成について考えてみる
家族との関係も自己PR発見の重要なヒントになる場合があります。
例えば、小さな妹や弟がいるため子どもの対応に慣れている、といったことでもいいでしょう。
他にも、お爺さんやお婆さんと一緒に暮らしているのでご老人に好かれやすい、多くの友人がいて人と打ち解けるのが得意、などが挙げられます。
バイトの履歴書で自己PRを書く際に未経験の場合まとめ
バイトの履歴書で自己PRを書くのは、バイト未経験でもコツさえ掴めば簡単です。
自己PRは、あなたがどのような人か、あなたを雇うと何が良いのか伝える項目です。
大切なのは、学校生活や趣味での経験から、自分の長所やできることを見つけ出すこと。
たとえば、授業でプレゼンを頑張った、スポーツや趣味でチームワークを大切にした、など自分の努力や経験を書きましょう。
未経験でも、明るく積極的な姿勢や、新しいことに挑戦する意欲をアピールすると良いです。
例文を参考にしながら、自分らしさを加えて、履歴書に自信を持って書き込んでください。
あなたの個性や強みを、しっかりと伝えることができるはずなので、ぜひ効果的に自分をアピールし、理想のバイトを見つけてください。