高校生がスタバでバイトをする条件や面接に受かるコツは?

高校生

おしゃれなお店の代名詞ともいえる、人気カフェチェーンのスタバ、通称スターバックスコーヒー。

スタバでのバイトは多くの若者にとって憧れで、あの洒落た店内で働いてみたい、と考える高校生の方は多いでしょう。

ですが、実際に高校生が働けるのか、どのような条件があるのかは一般的にはあまり知られていません。

そこでこの記事では、どのような条件でスタバがバイトを募集しているのか、また、実際に高校生がスタバで働くために知っておくべき基本的な情報まで詳しく解説します。

スタバは高校生バイトを募集しているが条件がある

結論から言いますと、一応高校生でも可能ですが、かなり厳しい条件となっています。

スタバのバイトができる条件(面接に応募できる条件)は以下の通りです。

  • 年齢制限なし
  • バイト未経験K
  • スキルや資格も不問
  • 障害を持つ方も応募可能
  • 外国人も応募可能
  • 高校生は3年生の12月以降かつ進路が決定済みであること

気を付けたいポイントは「高校3年生の12月以降かつ進路が決定済み」であることのみ。

そのほかの年齢、スキル、資格、バイト経験、障害の有無などはすべて不問で応募できます。

なお、高校1~2年生の採用については、将来的な解禁に向けて動き出しています。

募集内容も地域も未定ですが、詳細が決定次第、公式サイトで情報が公開される見込みとの記載があります。

しかし、実際多くは高校生向けのバイト求人はほとんどありません。

高校生の採用が厳しい理由

スタバでは、高校生の採用を制限している理由としては、勤務時間が関係していると考えられます。

スタバの営業時間は長く、特に都市部では深夜まで営業している店舗も少なくありません。

高校生が深夜勤務を行うことは、労働基準法に抵触する可能性があり、また学業との両立の観点からも適切ではないとされています。

このため多くの場合、スタバでは高校生の採用を避け、18歳以上の学生やフリーターを対象に募集を行っています。

そして大きな理由は「高校生は3年生の12月以降かつ進路が決定済み」という条件から考えると、基本的に学業を最優先とするスタンスを示しています。

スタバは従業員の教育や個人の成長に力を入れている企業ですが、高校生にとって最も大切なのは、学業をしっかりと終えること、そして進路を確実に決めることです。

そのため、高校3年生で進路が決定している段階、つまり学業に専念するべき期間が終わり、次のステップへ進む準備が整った時点でのバイトを認めているのです。

これにより、学業の邪魔にならないよう配慮しつつ、高校生にもスタバで働く機会を提供しています。

高校生でもバイトをした人はいる

スタバの公式サイトでは、実際に高校3年生12月以降に採用された方の声も載っています。

この方は高校2年生の時、初めてスタバをお客さんとして訪れたそう。

大人向けのお店なイメージから緊張していたものの、店員がフレンドリーに話しかけてくれて感動し、自分もそのような接客をしてみたいとバイトに応募されています。

結果、無事に採用されて高校生ながらスタバでのバイトを頑張ったそうです。

インタビューページ:スターバックス:数値で見るスターバックス (starbucks-job.jp)

どこから応募すると良い?

高校生でも条件を満たしている方は、スタバのバイトに応募する際、以下の公式サイト内求人検索ページを活用しましょう。

公式ページからは地域や勤務時間帯別の検索はもちろん、オープニングスタッフ、短期、土日祝のみOK、急募や採用強化中店舗といった特定の条件のみでお店を絞り込めます。

スタバ求人検索ページ:スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 アルバイト求人情報 (starbucks-job.jp)

また、現時点で条件に合う店舗がない場合は「スカウト登録」を活用することも可能です。

スカウト登録に希望の勤務地や時間帯などを入力しておくと、条件に合う求人が出る際にスカウトメールが届きます。

受かりやすさは?

実際のところ、スタバは応募しやすいバイト先ではあるものの、受かりやすいバイト先ではありません。

非常に人気のお店であることから、求人の競争率も高いためです。

たとえば、Google検索で受かったと落ちたのキーワードを調べると、受かったよりも落ちた方がヒット数が多くなっています。

落ちたの検索結果の上位には、スタバの面接に何度も不合格だったの声も出てくるほどです。

それだけ何度も落ちても、再び挑戦しようと考える方もいるほど、スタバのバイトは人気です。

よって面接前には、次のスタバのバイトに受かるコツをチェックしてみてください。

スタバのバイト面接に受かるコツ

長期で働けると伝える

もっとも大切なのは、長期間働けるとアピールすることです。

前述の通り、スタバでは高校生は3年生の12月以降しか働けません。

仮に4月に辞めるとすれば、3ヶ月ほどしかお店にいられないことになります。

残念ながら、お店視点で考えると、未経験の高校生に3ヶ月だけ働いてもらってもあまり意味がありません。

仕事を教えるのにもコストがかかる(教育係の人手がいる)ため、より長く働ける方を優先したくなります。

長期的に戦力になれるのだと、4月以降も長く働いていきたいと伝えましょう。

土日祝も含めたくさん出勤する

スタバも含め、一般的にアルバイトではたくさん出勤できる方ほど重宝されます。

特に土日祝や長期休暇(GW・お盆・年末年始など)に働ける方は、その旨を伝えると採用の可能性がグッと高まります。

4月からの新生活などほかの活動に影響が出ない範囲で、たくさんシフトに入ることを検討してみましょう。

清潔感のある身だしなみを意識

スタバに行ったことがある方なら分かっていると思いますが、店員さんの身だしなみはいつもきれいになっており、すごく清潔感が感じられると思います。

接客業であるスタバのバイトでは、清潔感のある身だしなみを徹底することが重要です。最低限、以下のポイントは意識しておきましょう。

  • 髪色(できれば黒髪)
  • 髪型(長髪や奇抜なスタイルは不可)
  • サンダル、ダメージデニムなど面接に向かない格好は避ける
  • 装飾品はできるだけ外しておく
  • ネイルやピアスもしない

高校の場合、制服で面接を受けるのが合格への一番の近道です。

制服は学生の正装ですから、それを理由に減点されることはまずありません。

但し、面接前には制服の汚れはないか、そしてシワなどがないかなど細かくチェックしておくといいでしょう。

2店舗以上の同時応募はしない

一度落ちたから、再度面接を受ける為に違う店舗へ応募する、ということは良くある話です。

しかし、見落としがちなポイントとして注意しておきたいのが、2店舗以上に同時応募をしないことです。

スタバの求人には「2店舗以上の応募はご遠慮ください」のような記載があります。

ルールを破って同時に応募した場合、本当は合格だったのに不合格となるリスクがあります。

必ず1店舗ずつ応募し、不合格の連絡を受け取った場合のみ次の店舗に応募しましょう。

過去のバイト経験をアピールする

もし、過去にカフェなどの接客を伴うアルバイトの経験があるのなら、面接時にアピールしておきましょう。

前述の通り、スタバのバイトは未経験でも雇われます。

とはいえ、即戦力になれるのであればそれに越したことはなく、優先して採用してもらえるでしょう。

ただし、あまりにも短期間で前のバイトを辞めた時は、何も言わないことをおすすめします。

「今回も早く辞めてしまうかも?」と不安に思われてしまいやすいためです。

狙い目の時期はある?

スタバのバイトに採用されやすい時期があるのか、ということは気になるところです。

しかし、スタバの場合はないと考えられます。というのも、一般的なバイト採用では人の入れ替わりが激しい3月~4月ごろの新生活時期が狙い目です。

ですが、人気店であるスタバはそのタイミングで応募する方もたくさんいるためです。

「新生活を機にスタバで働きたい!」と、普段よりもライバル数が多く、むしろ合格は難しくなるかもしれません。

また、高校生はそもそも3年の12月~3月の4ヶ月間のどこかでしか応募できません。応募したいと思ったタイミングが動くべき時です。

スタバのバイトの基本情報

では、スタバのバイトの基本情報を確認していきましょう。

詳細は店舗によっても異なるため、基本となる目安をご紹介します。

時給は平均より高め

スタバの時給はおおよそ900円~1100円ほどです。都道府県の最低賃金より+50円前後での募集がよく見つかります。

たとえば、広島県では最低賃金が時給970円ですが、求人の多くは時給990円~1060円。

岡山県の場合は最低賃金が時給932円、求人は時給980円ほどが主流です。

なお、スタバのバイトは年に3回昇給のチャンスがあります。

普段の勤務実績により、職務レベルが上昇すると、それに伴い時給も上昇します。

昇給のチャンスは一般的なバイトと比べて多くある、というのが大きな特徴でしょう。

一般的なバイトは、昇給のチャンスなど年に1回あるかないかレベルです。

しかも、中には数年バイトしても時給が上がらない、というバイトも多くあります。

しかし、スタバのバイトは昇給制度が充実しているので、バイトでもやる気がアップし長期的に働きたいと考える人が多いです。

勤務時間帯・シフト

勤務時間帯は店舗によって異なり、通常の日中はもちろん早朝(5時~7時)や深夜帯(22時以降)も募集されています。

しかし、基本的に遅くまで開いている店舗でも、深夜24時程度が多くなっており、深夜3時や4時などのバイトはありません。

ただし、高校生は22時~翌朝5時までは条例で働けないと定められているため気を付けましょう。

学校終わりの夕方~21時ごろまでや、土日の昼間がメインの勤務時間帯となるでしょう。

スタバの勤務時間帯の決定はシフト制です。1週間~3週間刻みなどで希望の勤務スケジュールを提出し、スタッフ間で調節したうえで出勤日が決まります。

福利厚生

スタバのバイトには、福利厚生も用意されています。代表的なものは以下の通りです。

  • 週1回のコーヒー豆の支給
  • パートナードリンク(出勤退勤時、休憩時間に好きなドリンクが飲める)
  • パートナー割引(スタバの商品をお得に購入できる)
  • 各種健康保険(ただし、所定の時間以上働く方のみ)

店舗ごとに具体的な条件は異なるため、詳細は面接時に店長へ尋ねてみましょう。

スタバでバイトをして得られるものは多い

スタバ勤務というステータスが得られる

スタバでのバイトは、ただのバイト以上の価値があります。もっとも嬉しいのは、やはり有名なスタバで働けるということでしょう。

スタバで働くことは、多くの人にとってある種のステータスとも捉えられています。

それは、独自の教育プログラムや、高いサービス品質、ブランドの価値など、働く人に多方面からの成長と学びを提供してくれるからです。

スタバで働くことで、コミュニケーションスキルやチームワーク、顧客サービスの精神など、将来どんな職業に就いても役立つスキルを身につけることができます。

また、高品質なコーヒー知識や、多様な文化に触れる機会も得られるでしょう。

せっかくバイトをするなら、おしゃれで聞こえも良い仕事をしたいという方は多いもの。

なんのバイトをしているのかと聞かれてスタバと答えれば、友達もきっと羨むはずです。

丁寧な接客スキルが身につく

研修が充実したスタバのバイトでは、笑顔や敬語など丁寧な接客スキルも身につきます。

接客スキルは、今後スタバ以外のお店で働いたり企業に勤めたりする際にも役立つ、社会人の必須スキルです。

働くことを通じて何かスキルを磨きたい方にも向いています。

福利厚生を受けられる

スタバでは、従業員に対して充実した福利厚生プログラムを提供しています。

これには、健康保険や雇用保険の提供だけでなく前述の通り、ドリンクが楽しめたり商品を割引してもらえたりと特典があります。

プライベートで友達と一緒にスタバを訪れる際にも、お得にドリンクを楽しめます。

自宅にコーヒーメーカーやミルがあるなど、コーヒー好きな方にもぴったりなバイトです。

これらの福利厚生は、従業員が安心して働き、自己成長を続けることができる環境を作り出しています。

正社員になりたい場合

もし、バイトではなくスタバの正社員になりたいのであれば「バイトからの社員登用」か大学や専門学校卒業後の新卒採用のどちらかを狙う形となります。

高校生の今からなら、スタバのバイトからの社員登用がおすすめです。

スタバではシフトスーパーバイザー(時間帯責任者)という役職があり、社内資格を取得することでバイトでもこの役割につけます。

そして、シフトスーパーバイザーとして活躍した方は、社員として迎えて入れてもらえる道も用意されています。

もちろん、大学等の卒業後スタバの新卒採用に応募する手もありますが、残念ながら、高卒の資格では応募できないため、まずはバイトに挑戦してみてください。

高校生はスタバでバイトができるのか?まとめ

スターバックスのバイトは、多くの高校生にとって魅力的となるバイトでしょう。

しかし、実際は高校生の採用に特定の条件が設けられているので、なかなかバイトをするのは厳しいです。

例えば、高校3年生で進路が決定した後や、学業に影響を与えない範囲での勤務が可能な場合など、勤務できる条件は限られています。

また、スタバで働くためには、清潔感のある身だしなみが求められます。

これはスタバが大切にしているブランドイメージと顧客サービスの質に直結するため、採用プロセスにおいて非常に重要視されています。

スタバでバイトをすることは、接客スキルの向上や福利厚生の利用など、多くのメリットを提供しますが、高校生が採用されるためにはこれらの条件を満たす必要があります。

しかし、高校生でも条件が整っていれば、スタバのバイトに応募可能なので、春からの新生活より一足早く、スタバでおしゃれにバイトデビューしてみてはいかがでしょうか。

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