数多くのバイトの中には、危ないと言われているようなバイトもあります。
そして、その内の一つとして、コンビニが良く挙げられています。
確かに、コンビニはどこでもあるので、夜中などバイトをすると危ない感じもするかもしれません。
では、一体どのような理由で危ないと言われているのでしょうか?
コンビニバイトが危ないというのはどんな理由?
基本的に危ない、と言われているのはやはり夜勤に関することが多いですが、ここでは他に様々な理由を挙げてみました。
強盗が入るケース
コンビニ強盗は夜間や早朝など、人通りが少ない時間帯に発生することが多い犯罪です。
犯人は現金を狙っており、従業員に対して暴力を振るうこともあり、コンビニは狙われやすいと言われている為、危ないという声があります。
このような事態に遭遇した場合、従業員の安全が最優先です。
但し、多くのコンビニでは強盗対策として防犯カメラの設置、非常ベルの設置、現金の最小限の保持、警察との緊密な連携などを行っています。
また、従業員向けの防犯トレーニングを実施し、緊急時の対応方法を教育しています。
さらに、実はコンビニ強盗というのは、年々減ってきており、今では全国でも100件程度となっています。
これは数字で表すと、全体の0.2%程度ですので、それほど気にする必要はないかもしれません。
深夜バイトからの帰宅
コンビニの深夜バイトと言っても、朝の5時などに帰宅するのではなく、深夜1時などにバイトが終わる方のことです。
深夜シフト後の帰宅は、コンビニバイトにおけるもう一つのリスクで、夜遅くの帰宅は人通りが少なくなるため、犯罪に遭遇するリスクが高まります。
特に女性従業員は危険度が高くなりやすいので、帰宅時の安全に特に注意を払う必要があります。
深夜の帰宅のリスクを軽減するためには、帰宅方法を事前に計画することが大切です。
可能であれば同僚と一緒に帰る、車などを使って帰る、または信頼できる人に迎えに来てもらうなどの方法を検討しましょう。
また、店舗側で従業員の安全な帰宅を支援する制度を設けることも、リスク軽減に貢献します。
関連ページ:コンビニバイトは深夜が楽と言われているが本当はきつい?
深夜の酔っ払い
酔っ払いは危ない、という訳ではありませんが、深夜帯にコンビニで働く際には、酔っ払いの客とのトラブルに遭遇する可能性もあります。
中には予測不可能な行動をとることがあり、場合によっては暴言を吐いたり、暴力を振るったりすることもあります。
このような状況に対処するために、コンビニでは従業員に対して適切な対応方法を指導しています。
具体的には、冷静に対応すること、刺激するような言動を避けること、状況がエスカレートした場合には速やかに警察に通報することなどが挙げられます。
しかし、基本的に住宅街のような所にあるコンビニなどでは、出没しないことが多く、どちらかというと繁華街にあるコンビニに多いです。
たむろする若者
コンビニは24時間営業のため、夜間に若者が店舗周辺でたむろすることがあります。
これらのグループは、単に社交の場としてコンビニを利用している場合が多いですが、時には騒がしい振る舞いや店内での迷惑行為に発展することもあります。
このような状況に遭遇した場合、従業員は積極的に対処する必要があります。
店舗側で定められたルールを適用し、必要であれば警察への通報も検討することが重要です。
また、事前に店舗管理者や他のスタッフと協力体制を築くことで、問題が発生した際の対応をスムーズに行えます。
ストーカー行為
女性店員のバイトなどは、時折、ストーカー行為などもあり、危ないと感じることもあったりします。
コンビニは公共の場であり、誰でもが簡単に出入りできる性質上、従業員が特定のお客から不適切な注意を引くことは珍しくありません。
このような状況に対処するには、まず、店舗管理者や同僚に相談し、時間帯をずらすなどの対応が必要です。
また、場合によっては別の店舗に移動させてもらう、バイトを辞めて違うバイトをするなどの対処が必要です。
個人の安全を守るためにも、ストーカー行為を感じた際は、すぐに適切な対応を取ることが肝心です。
ワンオペが危険?
ワンオペとは、一人で店舗を切り盛りすることですが、コンビニではお客さんが少ない深夜などにワンオペ勤務がある場合が多いです。
深夜のワンオペは、静かで少ない顧客数のために一見安全に思えますが、実際にはいくつかのリスクが伴います。
やはり、人が少ないので、強盗のリスクは高くなりますし、さらにワンオペでは緊急時の対応が難しくなることが挙げられます。
もちろん、深夜でなくても昼間や早朝などでもワンオペでバイトに入る、ということはそれなりのリスクはあるでしょう。
もし不審者に遭遇したり、怪しいお客が来店したりした場合は、すぐに対応が必要となりますが、一人ではなかなか難しいこともあります。
その為、非常ベルの設置や警備会社との連携、そしてすぐ警察連絡するなどが有効な対策とされています。
ただ、深夜に女性が一人でコンビニでバイトをしている、というケースも最近増えてきていますが、男性と比べて危ない可能性は高いです。
よって、女性のワンオペは避けておくのがいいでしょう。
詳細:バイトのワンオペが怖い!不安が募る時はどう対処するのが一番?
コンビニはどちらかと言うと危ないバイト?
では、本当にコンビニバイトは危ないバイトなのでしょうか?
結論から申しますと、特に他のバイトと変わらない、というのが答えでしょう。
コンビニ以外のバイトでも同じような危ない場面がありますし、そして実際犯罪に遭う確率というのは非常に低いです。
また、コンビニチェーン各社は従業員の安全に対する取り組みを強化しており、犯罪防止のための設備投資や、従業員向けの安全教育を実施しています。
店内に複数の防犯カメラを設置していますし、さらには非常時に警察や保安会社に素早く連絡できるシステムの導入などもあります。
よって、そこまで危ないということを意識するのではなく、それよりも待遇などの方を意識した方がいいでしょう。
但し、上述した通り女性の深夜のワンオペは安全上の観点から、やめておく方が無難だと言えます。
事前に見学をするのは意味ある?
バイトを始める前に店舗の見学をすることは、非常に意義深い行動と言えます。
見学を通じて、周辺の治安の状況、そして店舗の雰囲気や安全対策についてどの程度行われているかを直接確認することができます。
特に、深夜のワンオペシフトが予定されている場合には、その時間帯の安全性についても具体的に把握できるため、自身の安全に対する不安を減らすことができます。
しかし、実際は危険かどうかを見極めるのは難しいでしょう。
いつ、強盗が来るか予測も出来ませんし、いつ酔っ払いが来るかなども分からないでしょう。
よって、そこまで期待はできないので、見学をするかどうかはどっちでも良い、という程度です。
おすすめ:コンビニバイトの探し方!効率よく希望条件でのお店を探すコツ
田舎は安全なのか?
田舎のコンビニでは、顧客数が少なく落ち着いた環境で働けることが多いです。
しかし、それがゆえに深夜帯などは特に人通りが少なく、一人での勤務が不安を感じさせる場合があります。
また、コンビニ強盗などは都会だけではなく、田舎のコンビニでも発生しているので、田舎だから安全というのは違うでしょう。
また、地域によっては警察署などがコンビニより遠い場合、緊急時の対応が遅れる可能性も考慮する必要があります。
よって、田舎だから安全が高いという訳ではなく、結局は都会も田舎もさほど変わらないでしょう。
詳細:コンビニバイトは田舎だと暇?メリットやデメリットを解説!
健康面のリスク
犯罪などではなく、別の危険な理由として健康面でのリスクというのがあります。
コンビニバイトの健康リスクは、主に長時間の立ち仕事や不規則な勤務時間に起因します。
立ち仕事は足の疲れや腰痛を引き起こしやすく、特に適切な休憩が取れない場合、これらの症状は悪化する傾向にあります。
また、夜間シフトや早朝勤務など不規則な勤務時間は、睡眠リズムの乱れを招き、睡眠障害や慢性的な疲労感、集中力の低下を引き起こす可能性があります。
これらの条件は従業員の心身の健康に悪影響を与え、長期的には生活の質の低下にもつながり得ます。
従って、健康を守るためには適切な休憩の取り方や健康管理が非常に重要になります。
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コンビニバイトが危ないというのは夜勤?まとめ
コンビニバイトには様々な安全上のリスクが伴います。
強盗や酔っ払い客の対応、深夜の一人勤務、ストーカー行為、さらには地域による特有の危険性など多岐にわたります。
しかし、これらのリスクは他のバイトと変わらないので、そこまで気にする必要はないでしょう。
もし気にするのであれば、多くのバイトは出来ないことになります。
また、適切な対策を講じることで、危険な状況を大きく軽減できます。
緊急時の対応プランの確認、二人以上でのシフト組み、安全な帰宅ルートの選択など、事前の準備と意識が重要です。
安心して働くためには、自身の安全を最優先に考え、バイト先選びにおいても店舗の安全対策や勤務地域の環境をよく調べることが推奨されます。
バイトを通じて得られる経験は貴重ですが、そのためには自身の安全が最優先されるべきです。