バイトをする、となれば思い浮かぶのがコンビニ、と言っても過言ではないでしょう。
当然やってみたいと、思う人も多いかもしれませんが、採用される為には面接をクリアしないと意味がありません。
そして、一番悩む所といえば志望動機でしょう。
ですが、バイトの面接なので、適当でもいいのでは?と考えることも不思議ではありません。
そこで、コンビニバイトの志望動機はどうやって書くのか、また例文や志望動機が無くてもいいのかについてまで、具体的に見ていきまましょう。
コンビニバイトの志望動機は難しく考えなくてOK
志望動機と聞くと、難しい表現や何か気の利いたことを書かなければいけないような気もします。
しかし、コンビニバイトの志望動機を書こうとする場合、実際はそんなに構えなくても大丈夫です。
あくまでバイトの志望なので、正直な動機でも問題ないでしょう。
また、長文でまわりくどく書く必要はないので、シンプルに相手にわかりやすく表現すれば大丈夫です。
ただ、正直に書けと言っても、あまりにも適当な文はNGです。
採用する側の気持ちも考える必要があります。
たとえば、非常識な動機、ですます調を使わない文、あまりにもひどい誤字脱字などです。
採用側も人間なので、このような文章を見せられたら採用する気が起きなくなるかもしれません。
よって、いくらバイトと言えども、志望動機を書く場合は、人に見せる文を書くということを意識する必要があるでしょう。
履歴書に空白やない状態はNG?
志望動機の欄を空白にすることは、一般的に推奨されません。
この部分を書かないという行為は、応募者のやる気や真剣度を疑われる原因となり得ます。
もちろん、採用に影響が出るかどうかは、コンビニの面接担当者次第、となりますが、一般的には書いておくのが基本です。
コンビニバイトは、様々な業務を要求される職場ですので、応募者がこの仕事に対してどのような意欲を持っているのか、採用担当者は非常に関心を持っています。
よって、本当に何も思いつかなくても、建前として適当でもいいので何か書いておくことをお勧めします。
また後述しますが、適当といっても「あまりにも適当すぎる」という志望動機は避けておくべきです。
応募書類や面接での志望動機の提示は、応募者がそのバイトにどれだけ興味を持ち、どのような意図を持って応募しているのかを伝える大切なチャンスです。
コンビニバイト向け志望動機の例文
では、具体的にどのように志望動機を書いたらよいのか、自身の動機や境遇や立場などから考えて、いろいろと見ていきましょう。
バイト未経験の場合
これまでにバイトをしたことない場合は、正直に書くのも書き方としてはありです。
コンビニバイトの採用で、バイト未経験が不利になることはあまりありません。
そのため、バイトが初めてなので頑張りたい、という意欲がわかるような文を書けばよいでしょう。
その際、なぜコンビニバイトを選んだのか、文の始めにちょっとしたエピソードや理由などを付け加えるとなおよいです。
未経験の方の例文
アルバイト経験はないですが、仕事を丁寧に覚えてがんばりたいと思っています。
接客に興味がある
接客が好き、または興味があるということも志望動機としては大丈夫でしょう。
ただ、それを単に箇条書きしてしまうだけでは弱いので、コンビニ接客の何が好きなのか?
どういう経緯から接客が好きになったのか、などを付け加えると説得力が増します。
接客にする場合の例文
コンビニで店員さんに笑顔で接客されると、とてもうれしい気持ちになることも多いと思います。
私もそのような接客をやってみたいので、コンビニバイトを志望しました。
お金を稼ぎたい
単にお金を稼ぎたいということも、バイトならば十分動機になり得ます。
ただ、書き方によっては、どんなバイトでもよいのかなど相手にあまりよい印象を与えない可能性もあるので、注意が必要です。
よって、学費を稼ぎたい、生活費が必要、バイト募集している時間帯が好都合など相手が納得できるような理由を書いた方がよいでしょう。
お金目的の例文
募集している時間帯が私の勤務しやすい時間帯だったので、こちらのお店でバイトしたいと思います。
家から近い
自宅の近所にある、ということで本音といえばそうですが、これを志望動機としてよいのかは賛否両論あります。
採用者の気持ち次第なところもありますが、一般的なバイト採用者の本音からすれば、応募者の家が近いのはかなりありがたいと思うことも多いのです。
よって、家が近いことを志望動機とするのならば、いかにお店に貢献できるかをアピールするのがよいと思われます。
家から近い時の例文
通勤時間がほとんどかからないので、当日の急なシフト変更や出勤日の増加などにも柔軟に対応できます。
過去の経験を生かす
過去にコンビニや他の接客バイトなどを経験したことがあるのならば、それを生かせることを志望動機にするのがよいでしょう。
経験者ならば、採用率も上がります。書き方としては、そのままの事実を書けばよいと思われます。
経験を生かす場合の例文
その経験をいくらか生かせると思い、コンビニのバイトを志望した次第です。
将来の仕事に生かしたい
将来接客業に就きたい、将来コンビニ本社で働きたいので現場を知りたいなど、将来のためにバイトしたいという志望動機もありでしょう。
ただ、この書き方の場合、仕方なく働いてやるというような表現にならないように注意です。
経験を積ませてもらいたいという書き方が無難だと言えます。
将来の仕事に生かす場合の例文
コンビニは様々なサービスを展開しており、利用するお客様層の幅も広いので、接客についてたくさんのことを学べると思います。
真面目さをアピール
真面目なのでコンビニバイトしたいとするとき、どう真面目なのか具体的に書く必要があります。
これは人によっていろいろですが、たとえば前述の稼ぎたいこと、将来のためなどと合わせて考えると書きやすいでしょう。
自分の性格の特長を書くのもよいと思われます。ありきたりでも構いません。
ただ、難しい表現を用いたり、単に長文にすることは真面目アピールになりにくいので注意です。
真面目な部分を書く時の例文
こんな性格がコンビニで働くことに向いているのではないかと思い、バイトに応募しました。
深夜にバイトができる
コンビニは深夜も開いているお店が多いので、深夜メインで働きたいことを正直に動機とするのもよいでしょう。
単に深夜働けると書くだけではなく、なぜこのお店に応募したのか、なぜコンビニバイトを選んだのかなども書くとベターです。
深夜向けの例文
私は深夜メインでバイトしたいので、いくらか貢献できると思い、こちらのコンビニの深夜バイトに応募しました。
例文は組み合わせて使うと良い
単に志望動機が1つのみだと、人によっては文章的に短文すぎてしまうこと、動機が弱いということもあります。
そんなときは前述の動機を組み合わせて使うとよいでしょう。
お金を稼ぎたいことと家から近いことを合わせた例文をあげます。
組み合わせて使う場合の例文
現在の学業と両立しやすい時間に募集していたので、こちらのコンビニへ応募しました。
また、家が近いので勤務しやすいと思ったのも志望動機の1つです。
休日出勤や勤務時間帯変更もある程度は対応できます。
こうすることで、説得力のある志望動機になるので、組み合わせて使うのはおすすめです。
コンビニの志望動機に不適切な書き方や注意点
前述もしましたが、志望動機を書くときは、やはり採用する側の気持ちになる必要があります。
他人が見たら不快に感じそうな失礼なことは避けるべきです。
いくつか例をあげてみましょう。
仕事が楽そう・暇そうだから
採用側からすると、これも不適切と言わざるを得ません。
コンビニは仕事が大変なときもあるので、そうなるとすぐに辞めてしまうリスクが感じられてしまいます。
仕事が続かないバイトを雇いたいと思う採用者はほとんどいないでしょう。
また、楽そうと書けば仕事に対してやる気がなさそう、と捉えられてもおかしくありません。
ちなみに、身体に障害があるなどで負担が少ないコンビニを選んだというときは、誤解のないような書き方にした方がよいです。
そして暇そう、という志望動機もNGでしょう。
確かにコンビニは時間帯によっては暇なときもありますが、常にそうではありません。
そもそも暇なときも、掃除など仕事自体は探せばたくさんあります。
この志望動機も仕事が楽そうだというのと同じく、雇ったらすぐに辞めてしまうことがうかがえるので、採用者としては不適切に見えることでしょう。
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履歴書の志望動機とは異なる発言をする
こちらは面接の時になりますが、履歴書に記載した志望動機と異なる発言をする行為は、絶対に避けるべきです。
このような状況が発生すると、面接官は応募者の真摯さや一貫性を疑うことになり、不利な印象を持つ可能性が高くなります。
コンビニバイトを希望する理由は人それぞれ異なりますが、重要なのはその理由が誠実であり、実際の自分の考えや経験に基づいていることです。
履歴書に書かれた志望動機は、応募者がそのバイトに興味を持ち、どのように貢献できるかを考えていることを示すものであり、面接ではこの内容をさらに深掘りする機会となります。
そのため、履歴書で述べた志望動機を基に、面接での質問に対して一貫性のある回答を用意することが重要です。
このような矛盾が生じないようにするためには、応募前に自分自身の興味や目的をしっかりと理解し、それがコンビニバイトにどのように結びつくのかを考えることが大切です。
履歴書を書く際も、面接での質問に備えて、自分の言葉で説明できるように準備をしておくことが重要です。
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志望動機が長文になっている
一般的に、志望動機は簡潔にまとめることが望ましいとされていますが、具体的にどの程度の長さが適切なのでしょうか?
重要なのは文字数そのものではなく、内容の質です。
自分がコンビニに応募する理由や、以前の経験がどのように役立つのか、または将来どのようなスキルを身につけたいのかといったポイントを十分に盛り込むといいでしょう。
しかし、あまりにも長くなってしまうと、返って読みづらくなるので、適切な長さで要点をまとめて伝えるような志望動機にしておくことがおすすめです。
印象がよくなる志望動機
印象がよくなる志望動機とは何なのかと言うことですが、これはやる気が感じられる文章だと言えるでしょう。
バイトを雇う側としては、誰でもよいわけではありません。
可能な限り、頑張ってもらえる人材が欲しいのです。
そのため、志望動機にやる気が感じられることが書いてあると、採用者には好印象になります。
やる気が感じられる文章と言っても、何も難しいことを書く必要はありません。
思いつかなければ、たとえば、がんばります、一生懸命覚えますなどでよいのです。
ただ、重要なこととして、できることならば、なぜコンビニでバイトしたいと思ったのか、その具体的理由を明示するとベストだと言えるでしょう。
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コンビニバイトで志望動機の例文まとめ
コンビニバイトの志望動機について、例文を中心に見てきました。
バイトの採用で志望動機が大きなウェイトを占めるわけではありません。
ただ、最低限採用側が見て不快に思わないような文章を書くことを心掛ける必要があります。
できることならば、やる気が見られる志望動機を書きたいものですね。
また、志望動機欄に空白やない状態で履歴書を提出するのは、基本的に良くありません。
何でもいいので、とりあえず空白だけは避けておきたいところです。
ただ、志望動機をきちんと書いても、肝心の面接でやる気が感じられないと意味がないので、そこは注意したいところだと言えます。