コンビニバイトを始めたけれど、何らかの理由ですぐに辞めたくなることもあるでしょう。
しかし「すぐに辞めるのは無理ではないか?」と心配になることもありますよね。
特にバイトを開始してまだ1日、2回程度しか入っていない状況だと、辞められないのでは?と思うのも無理ありません。
では、すぐにコンビニをすぐ辞めるのは問題があるのでしょうか?
コンビニバイトをすぐ辞める事はできる?
結論から言いますとすぐに辞める場合、出来るか出来ないかで言ったら「出来る」と言えます。
法律上では、期間の定めのない雇用は辞める2週間前に申し出ることが定められています。
しかし、雇用主と労働者が合意すれば即日退職も可能となっているのです。
よって、コンビニで雇用責任者(オーナーや店長)の合意があれば、即コンビニバイトを辞めてもよいことになります。
なので、場合によっては1日で辞めるということも可能な訳です。
しかし「雇用主が即辞めることに簡単に合意するの?」と思うかもしれません。
ですが基本的に、コンビニは新しいバイトがすぐに辞める傾向があることを、雇用主は理解しています。
その為、コンビニによっては、新しいバイトに何週間かの試用期間を設けているお店も多いです。
この場合は、即辞めることはほとんど問題がないと思われます。
もちろん、やる気なく働いていたら、コンビニ側から「もう来なくていいよ」と言われることもあるかもしれませんが。
迷惑がかかると気にしない方がいい
よく「コンビニに迷惑がかかるから」と辞めることを気にする人がいます。
これについては、長年コンビニバイトで貢献している人ならば話は別です。
しかし、入ったばかりのバイトについてそこまで気にすることはないでしょう。
繰り返しになりますが、コンビニ側は新人が即辞めることは想定内のことが多いです。
なので、余程人手不足など特別な事情がない限り、引き留められることはあまりないはずです。
そもそも、新人バイトが辞めることを無理に引き留めるようなコンビニは、色々と他にも問題があることも多いかもしれません。
ただ、無断欠勤してそれから音信不通でバイトに行かなくなったりするのは、マナー違反です。
バックレる行為は、今後の為にやめておいた方がよいでしょう。
きちんと辞める意思を伝えるのが、社会人としてのマナーと言えます。
辞める場合は誰に伝える?
辞めることを伝えるべきなのは、コンビニのオーナーや店長がほとんどです。
辞めるのをバイト仲間に伝えるのではなく、必ず店長やオーナーに伝えましょう。
店長やオーナーはスタッフの管理責任者であるため、あなたの退職の意向を正式に受け止め、手続きを進める権限を持っています。
直接伝えることで、勤務状況や人員配置に関する理解も深まり、円滑な退職が可能になります。
さらに、同僚やチームメンバーにも、適切なタイミングで辞める旨を伝えると良いでしょう。
これにより、チーム内の人間関係に亀裂を入れず、円満に辞めることが出来ます。
コンビニバイトを辞める場合の上手な伝え方
バイトを辞める際には、正直かつ丁寧なコミュニケーションが重要です。
まずは直接、オーナーや店長に辞める事を伝える機会を設けましょう。
この際、メールや電話ではなく対面での伝達を心がけることで、真摯な態度を示すことができます。
話す際には「バイトを辞めたい」という自分の意志をはっきりと伝えます。
さらに、辞めたい理由やこれまでの経験に感謝する気持ちを忘れずに伝えるのがポイント。
その他、辞める場合の伝え方例として、以下を参考にしてみてください。
学業に専念したい
多くの学生がコンビニバイトを選びますが、時には学業とのバランスを取ることが難しくなる場合があります。
試験期間の勉強、授業のプロジェクト、または進学のためにバイトを辞めることを決断することは、全くもって正当な理由です。
このような場合、辞める意向を伝える際には、学業を優先する必要があることを明確に説明しましょう。
店長や上司も学生のバイトが多いコンビニでは、このような状況に理解がある場合が多いです。
適切な期間をもって前もって伝えることで、後任の準備やスケジュール調整に協力的な姿勢を示すことができます。
学業に専念する場合の伝え方例
しかし、学業との両立が難しくなってきたため、学業に専念する決断をしました。
誠に申し訳ありませんが、〇月〇日をもって退職させていただきたいと思います。
在籍中は多くのことを学ばせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
残りの期間も、引き続き責任を持って勤務いたしますので、どうかご理解いただけますと幸いです。
家庭の事情
家庭の事情でバイトを辞める必要がある場合も、辞めるための充分な理由となります。
家族の健康問題や急な引っ越し、家庭内での支援が必要になった場合など、予期せぬ事情は誰にでも起こり得るものです。
このような状況を上司に伝える際は、可能な限り具体的な情報を提供し、事情を理解してもらえるようにしましょう。
また、辞めることによって店舗運営に与える影響を考慮し、引き継ぎなどの協力を申し出ると良いでしょう。
家庭の事情の場合の伝え方例
私事で恐縮ですが、家庭の事情により、残念ながらバイトを続けることが難しい状況となりました。
可能であれば、〇月〇日をもって退職させていただきたいと考えております。
短期間での退職となり、ご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。
残された期間は、引継ぎなど責任をもって対応させていただきます。
仕事が辛い・合わない
仕事が辛い、合わないと感じる原因は人それぞれです。
長時間立ち続ける体力的な負担、忙しさによる精神的なストレス、人間関係の問題など、様々な理由があります。
また、単純に仕事内容が自分に合わないと感じることもあるでしょう。
これらの理由で辞めたいと考える場合、無理をして続けることはあなた自身の健康を害することにもなりかねません。
そのため、早めに辞める選択をすることは、自己保護の観点からも賢明な判断と言えます。
仕事が辛い・合わない場合の伝え方例
しかしながら、私にはこの仕事の負荷が大き過ぎるように感じており、健康上または他の理由で継続が困難だと判断しました。
誠に勝手ながら、○月○日をもって退職させていただきたく存じます。
短い間でしたが、多くを学ばせていただき、感謝しております。
残された期間は、責任を持って勤務いたしますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
このように、感謝の意を示しつつ、自分の状況を正直に伝えることが、スムーズに仕事を辞めるための鍵となります。
また、可能であれば辞める理由を具体的に伝えると、理解を得やすくなるでしょう。
引き留められた場合の対処法
引き留められることは、あなたが貴重な人材であるという証でもあります。
しかし、辞めたいと決断した理由が変わらないのであれば、自分の意志をしっかりと伝える必要があります。
辞めたい理由を具体的に伝え、自分の決断が固いことを示すのが効果的です。
また、言いにくい理由だと、建前として何かしら理由を用意しておくと無難です。
学生ならば「学業が忙しい」主婦ならば「育児が忙しい」など理由があります。
誰が聞いても仕方がないと納得できる理由を述べると、引き留めにくくなるでしょう。
時給が低いから、人間関係が最悪だからなどお店の問題で辞めたいと思っていたとしても、トラブルなどを防ぐ意味でもこちらの方がよいと思われます。
また、試用期間中などバイトを始めて即辞めるときは、ストレートな意見を伝えるといいでしょう。
「仕事が合わないから」「どうしても仕事が覚えられないから」でも問題ないと思われます。
ちなみに、辞めることを伝えても店長などが無理に引き留めてくる場合は、一方的に辞めることを伝えても法的に問題はありません。
コンビニバイトを辞めたいと思う理由
次に、コンビニバイトを辞めたいと思う理由をいくつか紹介します。
コンビニバイトを始めようと思う人は、参考にするとよいかも?
同じ作業が面白くない
コンビニバイトは、狭い店舗で黙々と働かなければなりません。
職場が移動することもなければ、後日仕事が劇的に変化するわけでもないのです。
そのため、これらが刺激がなく面白くないと感じる人もいます。
また、お店や時間帯によっては暇なこともあり、これも面白くなくなる原因でしょう。
ただ、すぐに辞める前に、慣れてきた仕事に変化を求め、新しい業務に挑戦してみる。
自分なりの小さな目標を設定し、それを達成する楽しみを見つけてみるなど、一度工夫して仕事をするといいでしょう。
人間関係
これは別にコンビニバイト特有の問題ではなく、バイトや社員問わずどの職場でも起こり得る問題です。
人間関係で仕事を辞めたいと思っている人は、日本全国かなり多いでしょう。
人間関係で辞めたいと思う具体的なものには、同僚が自分と合わない、先輩や店長のパワハラなど様々なものがあるでしょう。
他には同性のバイトが少ない、お客さんと話すのが嫌などもあります。
我慢して働いて心身共に壊す人は多いので、コンビニバイトに限らず働く人の深刻な問題でもあるのですね。
ちなみに、あまりにも法律に違反するようなことをされる場合は、まず、然るべき機関に相談しましょう。
仕事が難しい
これが一番多い理由でしょう。コンビニは職場は狭いですが、仕事自体は多岐にわたります。
レジ業務だけでも様々な商品やサービスを扱い、他に商品発注や掃除など所謂マルチタスクが要求されるのです。
バイトに求められる能力を超えているという意見もあるぐらい、意外とハードな側面をもっています。
そのため、場合によっては仕事が難しく覚えられないと辞める人も多いのです。
仕事が難しいかどうかは個人差があるでしょうが、少なくともマイペースでできる仕事ではないでしょう。
何度もすぐバイトを辞める行為はNG
仮にコンビニバイトがすぐ辞められたとしても、次のバイト、またその次のバイト。
このように、何度もすぐにバイトを辞める行為はNGでしょう。
もちろん、色々と経験が積めるなどのメリットもあります。
ですが、長く働く気がないと就職しても続かないような状況になったりします。
1つの場所で働くことが我慢できなくなる、などのデメリットもあるのです。
そのため、正当な理由がない場合は、辞めないようなバイトを慎重に選んだ方が無難です。
バイト応募を決める際は、自分のしたいことになるべく合わせる方がよいかもしれません。
たとえば、接客は無理なので工場でバイトする、将来教師になりたいので家庭教師でバイトする。
稼ぎたいので高時給のバイトをする、など理由があげられます。
もちろん、バイトと言えど働く以上は何らかの不満は出てくる可能性は高いのです。
しかし、自分のニーズをある程度満たしていれば、ちょっとのことは我慢できると言えるでしょう。
コンビニバイトをすぐ辞めるのは無理?まとめ
コンビニバイトを始めてすぐに辞めたいと思うことは、さまざまな理由から生じます。
しかし、すぐに辞めることは無理ではありません。大切なのは、辞めたい理由を明確にし、その意思を適切に伝えることです。
仕事が面白くないなど、理由は人それぞれですが、引き留められた場合でも、自分の意志をしっかりと伝え、感謝の意を示すことが重要です。
コンビニバイトを辞める決断は、自分自身の未来にとって最善の選択であることを忘れないようにしましょう。
但し、辞める際はいきなりバイトから飛ぶなどの行為がないよう、辞める時の手続きはしっかりとしておきたいものです。