コンビニバイトと言っても、少し変わった場所でのバイトがあります。
それは病院内のコンビニで、一般的なコンビニとは少し違った環境でバイトをすることになります。
では、病院の中に設置されたコンビニってきついのでしょうか?
今回は病院のコンビニバイトのきついと感じることから、特徴についてまで具体的に解説します。
病院のコンビニバイトの特徴とは?
土日はかなり暇
一般的なコンビニと異なり、病院内のコンビニは平日の外来患者や医療スタッフが利用することが多いため、土日には比較的来店客が少なくなります。
このため、土日のシフトでは、急な忙しさに見舞われることは少ないですが、その分、時間が経つのが遅く感じられることもあります。
また、基本的に土日は休診日となっている病院が多く、その為人も少ないという事情もあります。
この時間を利用して、普段できない細かい作業に取り組むことが可能です。
忙しい時と暇な時の差が激しい
特に、忙しい時間帯と暇な時間帯の差が激しいという特徴もあります。
平日の昼休みや診療終了後の時間帯は、医療スタッフや患者、訪問者が一斉に店を訪れるため、非常に忙しくなります。
これに対し、診療時間中や夜間は顧客の流れが途絶え、極端に暇になることがあります。
このような業務の波を理解し、忙しい時間帯には迅速な対応を心がけ、暇な時間帯には在庫管理や店舗の清掃など、普段できない業務に取り組むことが求められます。
病院内のコンビニバイトは、このように時間帯によって業務の忙しさが大きく変わるため、柔軟な対応能力が必要とされます。
詳細:コンビニバイトで忙しい時間帯は?暇な時間がない場合もある!
求人があまりない
一番の特徴としては、一般的なコンビニに比べて求人が少ない、という特徴があります。
病院内のコンビニは数が限られており、また病院によっては運営が外部の企業ではないケースもあります。
病院自体が行っている場合もあるため、求人が出る機会が少なくなります。
そのため、病院のコンビニで働きたいと考えている場合は、定期的に求人情報をチェックし、機会があれば迅速に応募する必要があります。
求人が少ない分、競争率が高くなることも予想されるため、面接時には自分の強みや意欲をしっかりとアピールすることが大切です。
病院独自の商品がある
病院のコンビニでは、一般的なコンビニにはない特殊な商品を取り扱っています。
これには、患者さんや訪問者のニーズに合わせた医療用品や衛生用品が含まれます。
例えば、絆創膏や消毒液、介護用品など、病院ならではの状況に対応した商品が多くあります。
これらの商品に関する知識を持つことは、病院のコンビニで働く上で非常に重要です。
よって、来店されるお客さんからの質問に的確に答えるためには、商品の特徴や使用方法を理解しておく必要があります。
また、これらの特殊な商品の取り扱いに慣れることは、病院のコンビニでのバイトを通じて得られる独特の経験と言えるでしょう。
土日祝日が定休日の場合がある
街中のコンビニではありえないですが、病院のコンビニは土日祝日を定休日としている店舗が存在します。
これは一般的な街中のコンビニとは異なり、病院の外来診療が休診となる土日祝日に合わせて、コンビニも休業するケースがあるためです。
このため、学生や平日に他の仕事をしている人にとっては、バイトの機会が限られることになります。
ですが、逆に平日のみの勤務を希望する人にとっては都合が良い場合もあります。
このような勤務体系は、病院のコンビニならではの特徴であり、バイトを探す際の重要なポイントとなり得ます。
深夜営業がない店舗もある
一般的なコンビニが24時間営業であるのに対し、病院内のコンビニでは深夜の営業を行っていない店舗も見られます。
これは、病院が夜間の診療を行っていないことや、夜間のセキュリティ対策の観点から、深夜帯の営業を控えているためです。
この結果、深夜シフトがないために、深夜手当などの追加収入が見込めない場合も。
一方で、夜間勤務の負担がないため、健康的な生活リズムを保ちやすいというメリットもあります。
病院のコンビニでのバイトは、勤務時間帯にこのような独自の制約があることを理解し、自分のライフスタイルに合った働き方を選択することが大切です。
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病院内のコンビニバイトはきついのか?
上記のように病院のコンビニでのバイトは、一般的なコンビニとは異なる環境で働くことになります。
そのため、病院のコンビニでのバイトがきついと感じる場面もあります。
ですが、基本的な仕事は一般的なコンビニと変わりませんので、きついかどうかは人によって異なります。
仕事の忙しさも病院によって異なるので、場合によってはきつい時もあります。
特に、大規模な病院のコンビニでは、忙しい場合も多くあり、きついと感じることも多くなるかもしれません。
また、病院ならではのきつさとしては、以下のような点が挙げられます。
商品の搬入に時間がかかる
デメリットとして、商品の搬入経路が長く、搬入作業にかかる時間と労力が増加することがあります。
これは、病院が広大な敷地内に位置している場合や、コンビニが病院の内部、特に上階にある場合によく見られます。
通常、コンビニの目の前に駐車場がある店舗が多く、スムーズな商品の搬入が可能です。
しかし、病院のコンビニは商品をトラックから店舗まで運ぶ際に、長い距離を何往復もする必要がある場合が多く、特に重い商品を扱う場合には体力的にきつく感じることがあります。
また、病院内では患者の安全と快適性を確保するため、特定の時間帯にしか搬入作業が許可されないなど、作業に制約がある場合もあります。
これらの条件は、病院のコンビニでのバイトが、他のコンビニとは異なる特有の負担を伴う理由の一つです。
通うのが辛い
病院のコンビニバイトを検討している際、立地条件は重要な検討要素の一つです。
病院が自宅から遠い場所にある場合、通勤にかかる時間と労力が大きな負担となることがあります。
特に、公共交通機関のアクセスが不便な地域にある病院の場合、バスや電車の乗り継ぎが必要になったりすることも。
そして、早朝や深夜のシフトに対応するためには自転車や自動車での通勤が必要になることもあります。
これらの通勤手段は、特に冬場の寒さや夏場の暑さ、悪天候時にはさらに厳しさを増し、バイトへのモチベーションにも影響を及ぼすことがあります。
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病気の感染リスクが高いのできつい?
病院内のコンビニで働く際、感染症に対する懸念は自然なものです。
しかし、病院は感染予防と制御に関して非常に厳格なガイドラインを設けており、病院内のコンビニもその例外ではありません。
従業員には定期的な衛生教育が行われ、手洗いや消毒などの基本的な感染予防措置が徹底されています。
また、インフルエンザシーズンや新型コロナウイルス感染症のような特定の疾患が流行している際には、追加の予防措置が講じられることもあります。
従って、適切な予防措置を講じることで、病気の感染リスクは一般のコンビニと大差ないと考えられます。
楽な場合はないの?
一般的なコンビニと比較して、特有の楽さがあると言われます。
一般的なコンビニと異なり、客層が異なるのが大きく違う点でしょう。
そして、酔っ払いなどの対応は一切なく、客層が良いというのも楽になる一つの要因かもしれません。
しかし、暇な時間帯が楽だと感じられる一方で、暇すぎることが苦痛と感じる場合もあります。
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そのため、病院のコンビニバイトが楽かどうかは、個人の性格や仕事に対する姿勢によって大きく異なります。
暇な時間を有意義に過ごせると考える人にとっては、このような環境がプラスに働くかもしれません。
一方で、忙しさや活気がある環境でないと刺激を感じられない人にとっては、物足りなさを感じる可能性があります。
結局、病院のコンビニバイトが楽かどうかは、どのような環境で働きたいか、どのような経験を求めているかによって異なります。
また、暇な時間が多いのを希望しているのに、実際はきつい状況ばかりだった、ということも考えられます。
よって、楽かきついかというのは、判断がなかなか難しい、というのが答えでしょう。
病院のコンビニに無い仕事とは?
トイレ掃除
店舗内のトイレ掃除を、バイトが行う必要がない場合が多いです。
これは、病院全体の清掃業務が専門の清掃スタッフによって行われるためで、店舗スタッフは商品の補充やレジ業務、店内の整理整頓に集中できるというメリットがあります。
もしくは、コンビニ内にトイレがなく、病院内の共用トイレを利用する為に、トイレ自体がないコンビニもたくさんあります。
このように、病院内のコンビニバイトでは、トイレ掃除が無い場合も多く業務の負担が軽減される場合もあるため、一概にきついとは言えない側面もあります。
たばこの販売
一般的なコンビニと異なり、たばこの銘柄を詳しく覚える必要がない場合があります。
これは、病院という健康を重視する環境特性上、たばこの販売を行っていない、または取り扱いが非常に限られているためです。
そのため、たばこの銘柄に関する知識が少ない、またはたばこの販売に抵抗がある高校生や大学生でも、病院のコンビニバイトに挑戦しやすいというメリットがあります。
基本的に健康を最優先事項として掲げている病院において、たばこの販売が行われている場合、公衆衛生に反すると見なされ、クレームが寄せられる可能性があります。
揚げ物などの調理
病院によって違いはありますが、揚げ物などの調理を行う必要がない場合が多くなっています。
これは、病院内での食品衛生管理の観点から、生食品や調理を必要とする食品の取り扱いを避けるためです。
調理業務に不慣れな方や、食品の取り扱いに自信がない方でも、勤務がしやすいという利点があります。
レジ対応や商品の陳列、在庫管理など、比較的シンプルな業務に集中できるため、バイト初心者にも優しい環境と言えるでしょう。
このように、病院のコンビニバイトは、特有の業務内容が、働く人にとって新たな選択肢を提供しています。
詳細:コンビニバイトで揚げ物調理の仕事内容やしたくない場合の対処法
公共料金の支払いは少ない
さすがに、わざわざ病院のコンビニで公共料金の支払いをする方は少ないです。
基本、、病院内のコンビニは主に病院利用者やスタッフの便宜を図るために設置されているのが目的です。
その為、公共料金の支払いなどの複雑な手続きを求める顧客が少ないためです。
同じく、チケット販売や予約などの受付なども少ない、というのが特徴です。
その結果、公共料金の支払いに関連する業務で発生するストレスや混雑が少なく、バイトがよりスムーズに行える環境が整っています。
病院のコンビニバイトに関する疑問
食品や医療用品の質問が多い?
上述した通り、食品や医療用品に関する質問が比較的多くなる傾向があります。
これは、病院という場所も関係しており、利用者やその家族からの健康や衛生に関する関心が高いためです。
特に、商品の成分や用途、使用方法についての詳細を尋ねられることが多いです。
また、特定の食物アレルギーを持つ人や、特定の医療条件に適した商品を求める質問なども多く、丁寧かつ正確な対応が求められます。
但し、専門知識がなくてもマニュアルなどがある為、困ることはないでしょう。
時給は高い?
病院のコンビニでのバイトに関してよくある疑問の一つが時給に関するものです。
多くの場合、病院のコンビニでの時給は、一般的なコンビニチェーンの店舗と大きく変わりません。
時給は地域の最低賃金や市場の状況、勤務時間帯(深夜や早朝勤務の有無)などによって左右されます。
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特に病院内であるということで、時給に直接的な影響を与えるわけではありません。
ただし、病院内のコンビニ特有の業務内容や、場合によっては病院側からの特定の要求(例えば、衛生管理に関する追加の研修を受けるなど)があるため、これらが時給に反映されることがあり得ます。
研修の詳細:コンビニバイトの研修期間はいつまで?途中クビになることはある?
病院のコンビニバイトはきつい?まとめ
病院のコンビニバイトは一般のコンビニと異なり、特有の環境下での勤務が求められます。
土日祝が休みで深夜営業がない店舗もあり、忙しい時間帯と暇な時間帯の差が激しい点があり、きつい部分もあります。
そして、商品搬入の距離が長く体力を要する場面がある一方で、公共料金の支払いやたばこの銘柄を覚える必要がない、調理業務が省かれるなどの特徴があります。
感染症のリスクへの懸念がありますが、適切な予防措置によりリスクを管理でき、時給は一般的なコンビニと大差ありません。
病院ならではの商品に関する質問が多く、医療用品や衛生用品の取り扱いがあります。