コンビニバイトでは、どの時間帯が特に忙しく、どの時間帯が比較的暇になるのかを知ることは、非常に重要です。
初めてコンビニで働く方なら、忙しい時間帯と暇な時間帯の違いを把握しておきたいと思うのは自然なことでしょう。
実際、コンビニの業務は時間帯によって忙しさが大きく変わりますが、暇な時間帯がほとんどないと感じることもあるかもしれません。
この記事では、様々な状況下でのコンビニの忙しい時間帯を中心に、そして比較的ゆったりとした時間帯についても詳しくご紹介します。
コンビニバイトで基本となる忙しい時間帯
コンビニバイトでも、忙しい時間帯は決まってくる傾向にあります。
自分がお客さんとして利用する時のことを考えたり、人々がどのような時にコンビニを利用するか考えるとわかりやすいですね。
早朝(7時~9時)
早朝の時間帯は、通勤や通学する人々が立ち寄る時間帯として特に忙しくなります。
朝食代わりのパンやサンドイッチ、コーヒーを求める人が多く、スムーズなレジ対応が求められます。
また、新聞や雑誌の販売もこの時間帯に集中するため、事前に商品の補充や整理をしておくことが重要です。
対応策としては、開店前に商品の補充や店内の清掃を済ませておくこと。
そして、レジ業務に迅速に対応できるよう、準備を整えておくことが効果的です。
また、顧客の流れをスムーズにするために、レジでの小銭の用意や、人気商品の予備を手元に準備しておくと良いでしょう。
ランチタイム(12時~14時)
昼の時間帯は、多くの人が昼食を求めてコンビニを訪れます。
その為、一日の中でも特に忙しい時間帯の一つになっています。
もちろん、繁華街や郊外、様々な場所でこの時間帯は忙しい傾向となっています。
ランチとしてサンドイッチやお弁当、温かいおでんやから揚げなどのホットフードが人気です。
また、ドリンク類やデザート類の需要も高まります。
この時間帯に対応するためには、ピークタイム前に商品の補充を済ませておくことが重要です。
また、レジでの迅速な対応や、待ち行列の発生を最小限に抑えるための工夫も求められます。
例えば、迅速なレジ操作の習得や、複数のレジを開放するなどの対策が考えられます。
夕方(17時~22時)
夕方から夜にかけての時間帯は、学校や仕事帰りの人々が立ち寄る時間帯です。
17時~22時には、夕食の買い物をする人や、夜勤に備えて食料品を購入する人々が増えます。
また、アルコール類やおつまみ類の需要も高まります。
この時間帯に対応するためには、夕食に適した商品やアルコール類の在庫を確認し、必要に応じて補充を行うことが大切です。
また、レジが混雑しがちなので、可能であれば追加のスタッフを配置し、待ち時間の短縮を図ることも有効な対策となります。
品出しで忙しい時間帯
コンビニの店舗に搬入のトラックが到着し、品出しをする時間帯は忙しくなります。
チェーンや店舗によって時間は違いますが、主に午前、午後、深夜と3回品出しのタイミングがある場合が多いです。
レジ対応など通常の業務をこなしながら効率よく商品を並べる必要があり、その時間帯はバタバタするかもしれません。
コンビニバイトで忙しい時間は立地も関係する
コンビニはあちこちに店舗があります。そして、忙しい時間帯というのは、立地によって異なる傾向となっています。
駅前
駅前の店舗の場合、上述した通り朝の通勤ラッシュの時間帯。
そして、帰宅ラッシュの時間帯はお客さんが増えて忙しくなります。
ラッシュの時間帯が終われば、比較的ゆっくりできる時間もあります。
しかし、都会の駅のコンビニ場合は時間を問わず利用客が多いのが特徴。
よって、都会の場合は暇な時間帯と言われている時間でも、混雑する可能性もあります。
そして、何よりも駅前や駅構内のコンビニでバイトをする場合は、電車が到着した時。
降りてきたお客さんが、コンビニに立ち寄ることが多いです。
そうすると電車が到着するタイミングに合わせて、お客さんがぐっと増え忙しくなります。
朝のラッシュの時間帯には、朝ごはんやランチを買っていくお客さん。
帰宅ラッシュ時も、夕飯やお酒を買っていくお客さんがいますので、駅前などは特に忙しいです。
繁華街
繁華街にあるコンビニの場合、どちらかと言うと夜が忙しい傾向となっています。
住宅街のコンビニでは暇と言われている深夜から翌朝の時間帯でも、お客さんが多い場合もあります。
例えば、居酒屋で飲んだ後に酔い覚ましの飲み物を買うようなケース。
そして、キャバクラなど接待業を終えた人が、立ち寄ることが多いからです。
観光地や大型施設近く
基本的には上述した忙しい時間帯が忙しいのですが、観光シーズンの開始と終了時に多くの観光客が訪れます。
特に、朝早くや夕方から夜にかけて、その日の観光を終えた人々が飲み物や軽食、お土産などを購入するために立ち寄ります。
そして、コンサートやスポーツイベントなど、大型施設でイベントが開催される日は、イベント開始前後に多くの人で賑わいます。
イベント開始前は、軽食や飲み物を求める顧客が増え、終了後は、帰りの途中で食事代わりに何かを買いたいと考える人々が訪れます。
特に観光地や大型施設近くのコンビニで忙しい日としては、週末や祝日となっています。
通常の平日と比べて一日を通して忙しいことが多く、家族連れやグループで来店し、さまざまな商品が一度に売れることが予想されます。
コンビニバイトの暇で楽な時間帯
では、逆に暇な時間帯は何時ごろでしょうか?
お客さんが少ない時間帯が該当しますが、その時間についてご紹介します。
昼14時~17時頃と深夜1時~6時
午後の14時~17時までの時間帯は、昼食のピークが過ぎ、夕方の忙しさが始まる前の比較的落ち着いた時間帯です。
この時間帯には、学生が放課後に立ち寄るケースや、仕事の合間に小休憩を取るサラリーマンなどが見られますが、店内は比較的静かになります。
そして深夜1時~6時については、コンビニの中でも最も静かな時間帯です。
しかし、夜勤務者や早朝からの出勤者、夜行バスの利用者など、特定のニーズを持った顧客が訪れることもあります。
土日祝日が暇なのはビジネス街
ここまで記してきたとおり、コンビニの忙しい時間帯は利用する人の流れや立地によって変わってきます。
曜日によって人通りが少なくなるエリアならば、その分コンビニのお客さんの対応なども減り暇になります。
例えば、ビジネス街には土日休みの企業が多いので、コンビニに寄る人も少なくなり暇な時間が増える場合もあります。
土日は通勤ラッシュもないので、都会コンビニも比較的ゆったり仕事ができるはずです。
特に官公庁などが集まるエリアは土日はとても静かです。
実際は暇な時間がない場合も多い
コンビニで暇な時間は多い、という話を聞いたことがある方もいるでしょう。
もちろん、そのような店舗も存在しますが、実際は常に忙しい店舗も存在します。
特に、毎回バイト募集をしているようなコンビニ。
忙しいのですぐに辞める人が多い、という理由により毎回募集している、というケースがあります。
そして人手不足ということもありますが暇な時間帯は、ワンオペを採用しているコンビニが増えています。
ワンオペなので1人でレジ対応、商品補充、清掃などすべての業務をこなさなければならないため、想像以上に忙しい時間を過ごすことになります。
さらに、コンビニの深夜は凄く暇、という話もあります。
確かに、深夜は昼間とは異なり、お客の来店が少なくなる時間帯です。
ですが、実際は日中にしていない清掃をメインで行ったり、商品の品出し作業が集中します。
特に清掃業務に関しては、様々な所を清掃しないといけないので、思った以上に忙しい時間を過ごすことになります。
また深夜の品出しについても、非常に多くの商品が搬入されるので忙しい場合があります。
深夜の業務を効率的に進めるためには、タスクリストを作成し、優先順位をつけて業務に取り組むことが重要です。
また、深夜勤務は体力的にも精神的にも負担が大きいため、休憩を適切に取りながら業務にあたることが大切です。
暇な時間帯はサボることが出来る?
コンビニバイトにおいて、暇な時間帯の過ごし方は、実際にはオーナーや店長の方針に大きく左右されます。
一部のオーナーは、暇な時間帯でも積極的に何かしらの業務を行うよう指示しています。
例えば、店内の清掃、商品の補充、賞味期限の確認など、顧客が少ない時間を利用してできる業務は多くあります。
厳しい管理方針を持つオーナーの下では、暇な時間帯にサボることは難しいでしょう。
逆に、スタッフの自主性を尊重するオーナーもおり、暇な時間帯にはバイト仲間と談笑をしたりできる場合も。
そして、次の業務までの準備をするまでは、比較的自由な時間がある場合もあります。
しかし、暇な時間帯を有効活用し、店舗運営に貢献する姿勢が重要です。
やはりお金をいただいている以上、店舗に貢献することは一番大切なことなのです。
お客さんも来ず暇な時間も、実はすべきことが沢山あります。
店舗内を確認して少なくなっている商品は補充したり、陳列が乱れている棚を見栄え良く直したり。
他にもレジ袋や割り箸・レシート紙などの補充、トイレットペーパーの補充、レジカウンターや陳列棚を拭くなど。
お客さんがいない隙に、ささっとこなしたいことが数えきれないほどあるのです。
お客さんがいないから、サボるという考えはよくありません。
この時間を有効活用することが、店舗運営の効率化や自身のスキルアップにつながります。
基本バイトするコンビニによって忙しさが違う
コンビニの忙しさは、立地条件だけでなく、店舗ごとの特徴や運営方針によっても異なります。
例えば、学生スタッフが多いコンビニでは、試験期間中にシフトが組みにくくなり、その他のスタッフに負担がかかることがあります。
また、新商品の発売やキャンペーンの実施期間中は、どの店舗も通常より忙しくなる傾向にあります。
加えて、オーナーや店長の経営方針によっても、業務の忙しさは変わってきます。
顧客サービスを徹底する方針の店舗では、一人ひとりの接客に時間をかけるため、自然と忙しさが増します。
一方で、効率化を重視する店舗では、システムを活用して業務をスムーズに進める工夫がなされていることが多いです。
忙しいコンビニや暇なコンビニの見分け方
コンビニでのバイトを考えているなら、まずは実際にそのコンビニを訪れ、どの時間帯が忙しいのかを下見してみることをお勧めします。
朝、昼、夕方、深夜といった異なる時間帯に何度か訪れてみて、店内の混雑具合やスタッフの働きぶりを観察しましょう。
田舎なのに案外利用客が多くて忙しそうだった、駅前だけどこの時間帯ならお客さんが少なくて暇そうだなど実際の様子がわかります。
このようにして得られた情報は、実際に働き始めたときの心構えに役立ちます。
バイトを考えている店舗が忙しいかどうかは、実際に一度お客さんとして店舗を利用してみると良いでしょう。
または立地や周辺の施設、人通りなどを想像することで、忙しい時間帯、暇な時間帯をご自身で予想することもいいでしょう。
一番楽で暇な時間帯や曜日は?
今までのことを考慮し、どうしてもコンビニバイトで暇な時間帯にシフトに入りたい!
という人が狙うべき時間帯と曜日は、平日休日問わず昼間の時間帯でしょうか。
特に暇になるのは、ビジネス街の土日の昼間(14時~17時)ということになります。
しかし上の項目でも述べたように、暇な時間帯でも忙しいコンビニは忙しいです。
また、仕事は探せば沢山ありますので、怠けないで取り組む姿勢でいきましょう。
コンビニバイトで忙しい時間帯まとめ
コンビニの忙しさは、主に立地、時間帯、そしてコンビニの人手状況によって異なります。
立地に関しては、駅前や繁華街、学校やオフィス街の近くなど、人通りが多い場所にあるコンビニは一般的に忙しい傾向にあります。
また、観光地の近くや大型イベントが開催されるエリアのコンビニも、特定の期間や時間帯に大きく混雑します。
時間帯に関しては、朝の通勤・通学時間帯、昼休み、夕方の帰宅時間帯などが一般的に忙しい時間帯とされています。
しかし、これもコンビニの立地や地域の特性によって変わってきます。
たとえば、住宅街にあるコンビニは、週末の朝に家族連れで賑わうこともあります。
人手状況については、スタッフの数が少ないワンオペレーションの時間帯は、少しの混雑でも忙しく感じられることがあります。
また、経験豊富なスタッフが多い時間帯は、同じ混雑でもよりスムーズに業務が進むため、相対的に忙しさを感じにくいかもしれません。
コンビニバイトを探す際には、これらの要因を考慮して、自分のライフスタイルや働きたい条件に合った店舗を選ぶことが大切です。
事前に下見を行い、実際の忙しさを体感することで、より現実に即した仕事選びが可能になります。